
日本僑報社・日中翻訳学院はこのほど、同学院の第4回「翻訳新人賞」を、黄衛平著『目覚めた獅子 中国の新対外政策』(小社刊)を翻訳した森永洋花さんら9人の翻訳者に対して授与することを決定しました。
翻訳新人賞は、より優れた翻訳人材の育成と日中文化交流に貢献した翻訳者を表彰するため、同学院で学んだ翻訳者を対象として2014年に創設。これまでの3回で、同賞受賞者は計9人を数えます。
こうした中で、今回は一度に9人もの翻訳者に同賞を授与することになりました。これも書籍翻訳にチャレンジする翻訳者が増え、そのレベルが向上したことに加え、翻訳を担当する皆さんの日ごろの努力の成果の表れと、大変うれしく思います。
2008年の日中翻訳学院創設から今年で8年。講師のお一人である武吉次朗先生の通信講座だけで、受講生は実数で100人を超え、延べ人数は300人を上回ります(2015年12月時点)。
受講生たちのたゆまぬ努力が単行本という成果に結びつき、ひいてはそれが日中相互理解の促進につながることを、何よりも喜ばしく思うものです。
今回の受賞者の一人、重松なほさんが翻訳された新刊『中国人の価値観』(宇文利著、小社刊)は先日、オンライン通販大手アマゾンジャパンの「売れ筋ランキング」(中国の地理・地球研究部門)の第5位にランキングされました(下記参照)。
2月20日(土)に都内で開催する、日中翻訳学院「武吉塾」第15期公開セミナーと併せて行う「授賞式」では、重松さんらが書籍翻訳における貴重な体験談を披露する予定です。当日はぜひセミナーにお越しいただき、新人賞受賞者たちの“生の声”をお聞きください!