○ 第11回「中国人の日本語作文コンクール」(日本僑報社・日中交流研究所主催)で最優秀賞・日本大使賞を受賞した張晨雨さん(山東政法学院4年)がいよいよ2月下旬、副賞の「日本一週間招待」を受けて来日します。中国の4700人を超える応募者の代表として、日本のいろいろな姿や景観などを見るほか、多くの日本人と交流してもらい、その印象を中国に向けて広く発信してもらいたいと願っています。
また張さんを囲む座談会をいくつか計画していますので、日本語教師、マスコミをはじめ関心のある皆様は、ぜひご参加ください。具体的なご案内は、2月に発表する予定です。張さんの日本滞在を成功させるため、皆様のお力添えをよろしくお願いいたします。
○下記でもお伝えしましたが、今年の第12回「日本語作文コンクール」のテーマの1つを「訪日中国人、『爆買い』以外にできること」に決定したことを受けて、このほど私が講師を務める某私立大学で、学生たちに「訪日中国人に『爆買い』以外にしてほしいこと」をテーマにしたレポートを課しました。
日本の学生たちから逆の視点で提案してもらうことで、中国の学生たちのコンクール応募作の参考にもなると考えたからです(下記参照)。この「日本人学生からのメッセージ」には鋭い視点や感性、率直な意見が述べられていて、正直なところ感心しました。
さらにこのメッセージを中国SNSの「微信」(ウィーチャット)で発信したところ、現地の学生から「賛同する」「共感する」という多くの返信をもらいました。
ネットなどを通じ、こうした双方向の交流がリアルタイムで進むことをうれしく思います。日本からのリアルな意見を参考に、今年も多くの秀作、力作がコンクールに寄せられることを期待しています。
○ 今号のメルマガの最後に、このほど「日中青年友好交流訪中団」に参加された永井理浩さんから届いた体験記を紹介しました(下記参照)。
こうした生の体験記を、進んで寄せてくださったことに感謝いたします。またこのような手記を読んで、実際に中国に行く人が現れるかもしれません。先に述べた日本と中国の学生たちもそうですが、こうした皆さんは日中友好の「実践者」であり、日中友好を促進するための「発信者」でもあります。
若者ならではのフレッシュな感受性や行動力に、これからも大いに期待したいところです。
2016年1月27日
段躍中