【日本僑報社発】このほど中国湖南省などを訪問した千葉商科大学の島田晴雄学長は、米ニュースサイト「ハフィントンポスト」の日本版ブログページに、湖南レポートの第2弾「湖南大学の学生諸君との討論会」(4月20日付)を発表した。
島田学長は、今訪中で機会を得た湖南大学での講演「日中両国の経済と日中交流」と、それを問題提起とした学生たちとの討論会を通じて、学生たちから次々と挙がった質問の一部を紹介。
その中には、「日本経済が低迷する中、安倍政権は消費税を再引き上げするのか」(日本語)、「日本の失われた20年と言われる長期デフレの要因は、島田先生が挙げる『政府の強烈なバブル潰し政策』のほか、産業構造、高齢化から教育まで多岐にわたるのではないか」(日本語)、「最近の日本企業は元気がない。電化製品もスマホも韓国に負けている。日本産業をどう展望するか?」(英語)、「日本は急速に高齢化しているが、財政も膨大な赤字となっている日本は、これらの問題をどう克服していくのか?」(日本語)などの3カ国語による鋭い視点の質問があったという。
これに対し、島田学長は「私の講演の意味をしっかりとらえ、日本への強い問題意識をもって、3カ国語を駆使して、鋭い質問をしてくる学生の優秀さに強い印象を受けた」と述べる。
その上で、「20年前の中国では想像もつかない長足の進歩が人づくりの面でも実現している。(中略)人口減少でこれから小さくなる日本が人材面で大きな遅れをとるなら、日本の将来は一体どうなるのか」として、今回一番学んだのは「そうした(人材育成面での遅れという)現実をしっかり見据え、新たな覚悟でお互いに切磋琢磨していく必要を痛感したこと」だったと、その強烈な印象をつづっていた。
※ 島田晴雄学長の湖南レポート第1弾「湖南省の旅」
http://www.huffingtonpost.jp/haruo-shimada/trip-to-hunan_b_9725640.html
※ 島田晴雄学長の湖南レポート第2弾「湖南大学の学生諸君との討論会」
http://www.huffingtonpost.jp/haruo-shimada/discussion-in-hunan-universty_b_9734032.html