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日本僑報電子週刊 第525号 2005年12月7日(水)発行
http://duan.jp 編集発行:段躍中(duan@duan.jp)
■段躍中日報 http://duan.exblog.jp/■
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■『日中友好への提言2005』刊行特集■
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各位 晩上好。
時間が経つのは本当に早いですね、今年も残り僅かになりました。
さて、今週のメルマガを送り致します。中国人の日本語作文コンクー
ル表彰式を主催するため、7日から北京へ行きます。
北京での主な活動は以下の通りです、北京在住読者のご都合に合う活
動、関心のある活動がありましたら、遠慮なくご連絡の上ご参加くださ
い。
7日午後2時北京空港着、午後5時~外交学院『日中和解・共栄への
道―関係改善への戦略的提言』出版座談会
8日午後2時~北京外国語大学で「在日中国人と日中民間交流」をテ
ーマに講演
9日夜、井出敬二公使著書『中国のマスコミとの付き合い方』出版祝
賀会
10日午後、日本語作文コンクール表彰式・座談会・懇親会
11夜、北京在住日本人ジャーナリストと座談
12日午後帰国
前北京日報東京支局長李玉川氏のメールによると、北京はとても寒く
なりました、「多めに服を着てください」と言われました。半年の北京、
どのように変貌したか楽しみにしてます。
約一週間の北京出張で、ご注文される方々には大変申し訳ございませ
んが、12日午後帰国後に対応させて頂きます。
よろしくお願い申し上げます。
段躍中@2005.12.7午前0時0分
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■目次■
内容紹介http://duan.jp/item/023.html
受賞者一覧(再掲載)
序/大森和夫
本書の目次
書誌データと注文方法http://duan.jp/item/023.html
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【内容紹介】
「日本語作文コンクール」という形の交流活動によって、日本語を学ぶ
中国の学生一人一人が、多くの日本人との架け橋になって、日中友好に
大きな役割を果たしてくれると信じています。これからも、中国の若者
が一人でも多く「日本のファン」になってもらい、「日本語のメッセー
ジ」を送り続けてほしい、と願っています。そして、できるだけ多くの
日本人がそれを読んで、中国の若者の心を理解しながら日中友好を深め
る努力をすることを期待したいと思います。
国際交流研究所所長大森和夫氏の「序」より
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【受書者一覧】
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特賞・大森和夫賞(1名・日本一週間招待)
石金花 洛陽外国語学院 五万円、私の心の支え
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一等賞
高 静 南京大学 平和の花-中日友好のために
王 強 吉林大学 悩み・望み
崔英才 延辺大学 私の夢-私と日本語
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二等賞
楊 琳 洛陽外国語学院 蒲公英になろう
王健蕾 北京語言大学 中日関係についての片言
李暁霞 哈尓濱工業大学 「今日からが始まり」忘れずに
楽 馨 北京師範大学 「赤とんぼ」の涙
徐 美 天津外国語学院 反日デモを通して学んだ日本語教師の氏名
唐英林 山東大学 莫為浮雲遮望眼
梁 佳 青島大学 日中友好へ
陶 金 遼寧師範大学 中日友好は一種の愛
徐怡くん(王君) 上海師範大学 友好という花
龍麗莉 北京外国語大学 コミュニケーションの壁を越えて
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三等賞
孫勝広 吉林大学 心の扉を開けて
丁兆鳳 哈尓濱工業大学 日本の戦争被災を知って
李 晶 天津外国語学院 中日友好を深めるには、どうしたらいいか
厳春英 北京師範大学 草の根の祈り
丁夏萍 上海師範大学 忘れる
盛 青 上海師範大学 一本の帯でも越えよう
白重健 哈尓濱工業大学 二人三脚の日本語
何藹怡 人民大学 日本語の学習と私
洪 穎 北京第二外国語学院 日中友好を深めるにはどうしたらいいか
任麗潔 大連理工大学 私と日本語
于 亮 遼寧師範大学 不思議な「お疲れさま」
汪水蓮 河南科技大学 中日友好のための手
高 峰 遼寧師範大学 将来の夢
李志峰 北京第二外国語学院 日中友好を深めるために
陳新妍 遼寧師範大学 古里のために私のできること
姜文(王へん)羽 東北師範大学 日本語と私
孫英英 山西財経大学 農業技術を通して
夏学微 中南大学 中日友好を深めるにはどうしたらいいか
許偉偉 外交学院 中日友好の木を植える
姜麗偉 中国海洋大学 日本製品の抵抗について
呉艶娟 蘇州大学 中日、仲良くしていこう!
蘇徳容 大連理工大学 日本語と私
孟祥秋 哈尓濱理工大学 運命のいたずら?
李松雪 東北師範大学 日本語と私
楊松梅 清華大学 日本語を学んでいる私
金蓮実 黒竜江東方学院 自分なりの自分で
陳錦彬 福建師範大学 曽恨
李燕傑 哈尓濱理工大学 「知日」派を目指して
潘 寧 中山大学 あるおばあさんとの出会い
楊可立 華南師範大学 私の夢
陳文君 寧波大学 日中、兄弟
李芬慧 大連民族学院 日本語と私
尹聖愛 哈尓濱工業大学 私の中日友好
付大鵬 北京語言大学 ある中国の大学生の手記
趙玲玲 大連理工大学 日本語と私
李 艶 東北師範大学 日中友好を深めるためには、どうしたらいいか
魯 強 大連理工大学 日本語と私
蘇江麗 北京郵電大学 中日友好に尽している偉い庶民
姚軍鋒 三江学院 日中友好を深めるにはどうしたらいいか
○ 文 大連理工大学 日本語と私
趙(女亭)(女亭) 黒竜江東方学院 心に国境はない
崔京玉 延辺大学 日中友好を深めるには、どうしたらいいか
裴保力 遼寧師範大学 日本人に知ってもらいたいこと
とう王路 遼寧師範大学 交流のための橋をつくろう
田洪涛 哈尓濱理工大学 私達民間から努力しよう
劉 琳 寧波大学 日中友好を深めるには、どうしたらいいか
王 暉 青島大学 中日友好を深めるには
李 勁 大連理工大学 日本語と私
劉 麗 遼寧師範大学 中国人と「ほとんどの日本人」に知ってもらいたいこと
武 艶 東北師範大学 日本語と私
※○などは日本語の中にない漢字ですので、
「段躍中日報」http://duan.exblog.jp/m2005-11-01/#2160830
の報道をご覧ください。
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序/大森和夫
年々、中国の大学生の日本語レベルが高まり、日本理解が深まっている
――第一回「中国人の日本語作文コンクール」の入賞作文(三等賞まで
の六十四編)を読んだ率直な感想です。
第一回「中国人の日本語作文コンクール」は、二〇〇四年に十二回で終
わった「中国の大学生・院生『日本語作文コンクール』」(主催・国際
交流研究所。応募総数・一万五五三八編)を日本僑報社(日中交流研究
所)が継承して行われました。「コンクール」を引き継いで頂いた日本
僑報社の段躍中氏に感謝致します。
どの国との間でも、友好を深めるには相互理解が大切ですが、「歴史認
識」の大きな溝が横たわる日中間の「友好」を実現するには、特に「相
互理解」が不可欠です。中国の若者に日本を理解してもらい、同時に、
日本人も、中国の若者の「本音」を知ることが必要です。
「日本語作文コンクール」の目的は、日中の「相互理解」の増進です。
中国の学生が、日本語の作文を「書く」ことによって、日本語能力を高
めながら、日本への理解を深めてもらい、一方、「入賞作文集」を通し
て、日本人は中国の若者の「こころ」を知ることができます。
今回の「第一回」も、八十五大学から千八百九十編の応募があったそう
です。多くの学生が「日本語作文コンクール」に応募したことは、中国
の若者が「日本語」に興味を抱き、「日本」に熱い関心を示している証
拠です。
日本の首相の靖国神社参拝などで中国の人たちの感情が傷つき、日本語
を学ぶ学生の心情は複雑だと思います。そうした中で、多くの大学が「
日本語作文コンクール」に取り組んでいることに、日本人の一人として
お礼申し上げます。
「日本語作文」を読んで、中国の若者の「素顔」を知ることができまし
た。年々、日本語の語彙が多くなり、表現が豊かになってきました。多
岐にわたる内容は、「喜怒哀楽」を上手な日本語で表現し、日本に対す
る期待と願望が溢れています。
今回も、身近な体験や普段の生活を通して、「中日友好」を真剣に望ん
でいる中国の若者の姿が浮き彫りになった作文が目立ちました。
私が昨年まで「日本語作文コンクール」を続けてきて、嬉しかったのは、
「日本語の作文を書きながら、日本語が好きになりました」、「コンク
ールに入賞してから、自信が出てきて、日本語教師の道を選びました」、
「コンクールは、学生の励みになり、日本語に対する学習意欲が高まり、
大学の日本語教育の向上に役立ちました」という手紙やメールを学生や
教師からもらったことです。
「日本語作文コンクール」という形の交流活動によって、日本語を学ぶ
中国の学生一人一人が、多くの日本人との架け橋になって、日中友好に
大きな役割を果たしてくれると信じています。
これからも、中国の若者が一人でも多く「日本のファン」になってもら
い、「日本語のメッセージ」を送り続けてほしい、と願っています。そ
して、できるだけ多くの日本人がそれを読んで、中国の若者の心を理解
しながら日中友好を深める努力をすることを期待したいと思います。
国際交流研究所長 大森和夫
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書誌データと注文方法
書名 日中友好への提言2005
-第一回中国人の日本語作文コンクール受賞作品集-
編者 段躍中
発行 日本僑報社
判型 A5版208頁並製
定価 2000円+税
発売 2005.12.10
注文 171-0021東京都豊島区西池袋3-17-15日本僑報社
TEL 03-5956-2808 FAX 03-5956-2809
インターネット注文先 http://duan.jp/item/023.html
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日中関係・華僑華人情報専門誌・毎週水曜日発行 編集発行:段躍中
1998年8月創刊・無断転載禁止。
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