日中中日翻訳フォーラム 第28号 2016年7月27日(水)発行
○ 今号のメルマガ「日中中日翻訳フォーラム」でもご紹介しましたが、先ごろ、東京の八重洲ブックセンター本店で開かれた小社刊『新疆世界文化遺産図鑑』の主編・小島康誉先生の講演会で聞き手役を務めてくださった本田朋子さんは、本書が3作目の翻訳書となりました(下記参照)。
本田さんは僅かこの3年で3冊の翻訳本を出されたほか、現在すでに新しい翻訳作品にも取り組んでおられます。素晴らしいご活躍で、大変うれしく思っています。
同じく日中翻訳学院修了生の東滋子さんもこのほど、翻訳を担当された豊子愷児童文学全集第4巻『小さなぼくの日記』(小社刊)を出版されました(下記参照)。
これは東さんにとって『中国の未来』(同)に続く2作目の翻訳本で、前回の専門的な研究書から今回のやわらかい文学作品へと翻訳の幅を広げられています。心から「おめでとう!」と祝福したいと思います。
まもなく7月30日に開催する日中翻訳学院・武吉塾第16期公開セミナーでは、『中国人の価値観』(同)刊行記念講演会を先ごろ八重洲ブックセンターで開かれた同書訳者の重松なほさんにもご登場いただきます。
前述の本田さんと東さん、そして重松さんには、翻訳体験談のほか、講演会で感じたことなども披露していただく予定です。
このようにベテラン翻訳者が集まる貴重な機会となりますので、皆さんぜひご参加ください!!(下記参照)
○ 書籍を出版して、ありがたく思うのは、読者からさまざまな感想や評価が届くことです。
今号のメルマガでもご紹介しましたが、『新疆世界文化遺産図鑑』は八重洲ブックセンターの総合ベストセラー(ノンフィクションの部、7月10~16日)で第2位に躍進しました。これは前述の通り、主編の小島先生、訳者の本田さんによる講演会のおかげでもあります。その後、「産経新聞」にもこのランキングが堂々掲載されました。
こうして皆さんのご支援を受けながら反響が得られることを、非常にうれしく思っています。
○ 直接、翻訳にかかわるお知らせではありませんが、宮本雄二・元中国大使が8月20日、東京・東池袋で開催の「滔天会文化講演会」で講演されます。「これから日中双方がなすべきことは何か」をテーマに、中国に精通された宮本元大使に「日中関係の今後」や「私たちが今できること」などについて縦横に語っていただきます。こちらも大変貴重な機会ですので、皆さんお誘い合わせの上、ご参加ください(下記参照)。
このような良い機会をとらえて勉強したり、観光客ら“生”の中国人と触れ合ったりして、翻訳に関する知識を増やし、データアップされることを期待します。
○ このほか、今号のメルマガも貴重な情報、大事なお知らせが満載です。最後までお読みくださるよう、よろしくお願いいたします!