【日本僑報社発】中国の日中関係史専門家で、社会科学院元近代史研究所所長の歩平(ほ・へい)氏が8月14日、病気のため北京市内の病院で死去した。68歳だった。
1948年7月、北京市生まれ。ハルビン師範大歴史学部を卒業後、黒龍江省社会科学院に入所。2004年7月に中国社会科学院近代史研究所に入所し、同年11月から2011年9月まで所長を務めた。抗日戦争史などを研究。たびたび来日し、日本側研究者と交流を深めたほか、横浜市大などで客員教授を務めた。
日本僑報社刊の『黒龍江人看日本』、高暁燕著『中日友好交流的使者』(いずれも中国語版)に長文にわたる序文を寄せたほか、同社を訪問したこともあり、日中関係史などに関する交流を深めた。
※『黒龍江人看日本』 http://duan.jp/item/24.html
※『中日友好交流的使者』 http://duan.jp/item/152.html
※写真は歩平氏(中)が日本僑報社に来られたときの一枚。