【日本僑報社発】日本に滞在する中国湖南省出身者の集まり「日本湖南人会」(段躍中会長)の春節(旧正月、今年は1月28日)を前にした新年交流会が1月21日夜、東京・池袋で開かれ、出席した多くの“湖南人”たちがふるさとの2017年酉年のさらなる発展を祝った。
湖南省の地元メディア「紅網」が、その模様を大きく伝えた。http://hn.rednet.cn/c/2017/01/24/4199208.htm
それによると、主催者は挨拶で「2016年、湖南省と中国には大きな変化があり、特に湖南省のGDP(国内総生産)は3兆元(1元は約17円)を突破。新たな段階に躍進して、非常にめでたいことだ」と発展を続ける湖南省の現状を紹介した。
ふるさとの発展とともに、昨年は日本に滞在する湖南人にもそれぞれ新たな成果が見られたという。
例えば、日本の大手紙「読売新聞」(2016年10月27日付)に、『湖南商人』『湖南省と日本の交流素描―中国を変えた湖南人の底力』『日本湖南人会成立三周年活動報告』(いずれも日本僑報社刊)という湖南省に関する書籍3点の広告が掲載された。
また、同会常務副会長の張剣波博士が新著『よりよい共生のために―在日中国人ボランティアの挑戦』(日本僑報社刊)を出版し、同書が日本の国際アジア共同体学会による「岡倉天心記念奨励賞」を受賞した。
そして、神奈川大学の夏海燕特任助教・博士の第一作となる学術論文がまもなく出版されること。
さらには段躍中会長が湖南大学客員教授に就任したほか、その事業・交流活動が「朝日新聞」など日本の大手メディアで度々取り上げられたことなど。
段躍中会長はまた自身と湖南省に関する「2016年十大ニュース」http://duan.jp/hnu/2016.htmを紹介し、会員たちの好評を博した。
このほか、日本で起業した実業家や、昨年秋に来日した若い留学生らがそれぞれの事業や生活などについて紹介。同郷人同士、打ち解けあって新年をにぎやかに祝った。
交流会では、出席者たちに『湖南商人』(日中2カ国語版)などの書籍が贈られた。