
「宮本賞」は、日中の若者が日本と中国ないし東アジアの関係に強い関心を持ち、よりよい関係の構築のために大きな力を発揮していけるように、そのための人材発掘・育成を目的とし、2012年からスタートした。テーマは「日本と中国ないし東アジアの関係に関わるもの」と幅広く設定している。第5回での募集者は「学部生の部」で38本、「大学院生の部」で24本。中国大陸の大学からも多くの応募があった。論文のレベルも年々、高まっており、日中の若者がいま何を考えているか、存分に知ることができる。
【2016年の受賞者一覧】
最優秀賞
苑 意(東京大学)、李文心(東京大学)
楊湘云(北京第二外国語学院)
優秀賞
高橋豪(早稲田大学)
王嘉龍(北京第二外国語学院)
宮嵜健太(早稲田大学)
田中マリア(早稲田大学)
李 坤(南京大学)
賈玉龍(大阪大学
特別賞
渡邊進太郎、岡野正吾、河合紗莉亜、橋本清汰、山口掌(日本大学)
戴岑伃(上海外国語大学)
小泉裕梨絵、原田朋子、林智英、池田真也、伊東耕、仲井真優豪(日本大学)
岩波直輝(明治大学)
エバン・ウェルス(ウィスコンシン大学)
勾宇威(北京師範大学)
村上昂音(東京外国語大学)
【編者紹介】
日本日中関係学会は21世紀の日中関係を考えるオープンフォーラムで、「誰でも参加できる」「自由に発言できる」「中国の幅広い人々と交流していく」をキャッチフレーズに掲げている。主な活動としては、①研究会・シンポジウムを随時開催、②毎年、「宮本賞」日中学生懸賞論文を募集、③ビジネス実務者による中国ビジネス事情研究会の開催、④ホームページ「中国NOW」で、中国の政治・経済などの情報を提供、⑤newsletter(年3回)の発行、などがある。会員は約450名。