【日本僑報社発】今年の日中国交正常化45周年を記念し、大東文化大学有志の会が主催する講演会が7月8日(土)午後2時より、東京・板橋区の大東文化会館ホールで開催されます(共催:東日本漢語教師協会、国際連語論学会、日本僑報社)。
北京外国語大学の徐一平教授(中国日本語教育学会名誉会長)が「『ナル表現』と『スル表現』から見た日本語と中国語」をテーマに、また大東文化大学の高橋弥守彦名誉教授が「位置移動の動詞“上”の用法とその日本語訳について」をテーマにそれぞれ講演。高橋名誉教授は、最新の研究成果をまとめた『中日対照言語学概論―その発想と表現―』が今年6月、日本僑報社から刊行される予定です。
日本語と中国語の表現形式の違い、視点の違い、その特徴などについて、両氏にわかりやすくお話いただきます。参加費無料。お誘いあわせの上、ふるってご参加ください。
ご案内は以下の通り。
■日中国交正常化45周年記念講演会
主 催: 大東文化大学有志の会(教員、同級生、卒業生、中国語研究部、やろう会)
共 催: 東日本漢語教師協会、国際連語論学会、日本僑報社
日 時: 2017年7月8日(土)14:00 ~17:30(13:30~受付)
場 所: 大東文化会館ホール 〒175-0083 東京都板橋区徳丸2-4-21
(JR池袋駅より東武東上線に乗り換え、各駅停車で7番目の駅「東武練馬」北口[イオン側]で下車、大東文化会館まで徒歩4分)
参加費:無料
お申込: 参加を希望される方は、誠に恐れ入りますが、整理の都合上、お名前・ご所属・ご連絡先をご記入のうえ、6月25日(日)までに、大東文化大学有志の会事務局(okazaki;72@ic.daito.ac.jp)までご一報ください。
なお、当日の参加も可能ですが、80名になり次第締め切らせていただきます。多くの皆様のご来場をお待ちしております。
【プログラム】(敬称略)
総合司会: 竹島毅(大東文化大学教授)
開会の辞: 鈴木康之(大東文化大学名誉教授、国際連語論学会名誉会長)
大東文化大学有志の会代表挨拶: 丁 鋒
講演1(14:00~15:30):
徐一平(北京外国語大学教授、中国日本語教育学会名誉会長)
テーマ:「ナル表現」と「スル表現」から見た日本語と中国語
コメンテーター:
王学群(東洋大学教授、国際連語論学会会長)
陳淑梅(東京工科大学教授)
山口直人(大東文化大学教授)
司会: 須田義治(大東文化大学教授、国際連語論学会副会長)
講演2(15:50~17:20):
高橋弥守彦(大東文化大学名誉教授)
テーマ:「位置移動の動詞“上”の用法とその日本語訳について」
コメンテーター:
佐藤富士雄(中央大学名誉教授)
劉勲寧(明海大学教授)
大島吉郎(大東文化大学教授)
司会:続三義(東洋大学教授、日中対照言語学会会長)
閉会の辞:渡邊 晴夫(東日本漢語教師協会副会長、元國學院大學教授)
【講演者プロフィル】
徐一平(じょ いっぺい):北京外国語大学教授、元北京日本学研究センター長。中国日本語教育学会名誉会長、中華日本学会副会長などを兼職。日本語学、中日言語対照研究専攻。著書に、『日本語研究』(1994年)、『日本語言』(1999年)、『中文版日本語文型辞典(簡体字版・繁体字版)』(2001年)、『中日対訳語料庫的研制与応用研究論文集』(2002年)、『日語擬声擬態詞研究』(2010年)、『日源新詞研究』(2011年)、『如何教授地道的日語』(訳著、2015年)などがある。
高橋弥守彦(たかはし やすひこ):大東文化大学名誉教授、東日本漢語教師協会会長代行、日中対照言語学会顧問、国際連語論学会顧問兼名誉副会長、日本中国語教育学会名誉会員、東松山市中国語学習会顧問、華中師範大学語言学系客座教授、延辺大学特約撰稿研究員、遼寧対外経貿学院研究員など。専門は中国語文法学、日中対照言語学。著書に『中日対照言語学概論―その発想と表現―』(単著、2017年、日本僑報社)、『格付き空間詞と〈ひと〉の動作を表す動詞との関係―日中対照研究を視野に入れて―』(単著、2009年、大東文化大学語学教育研究所)、『実用中国語詳解文法』(単著、2006年、郁文堂)、『日汉对比语言学』(共著、2015年、南开大学出版社)、『中国語虚詞類義語用例辞典』(共著、1995年、白帝社)、『中国語と現代日本』(共著、1985年、白帝社)、『中国語談話言語学概論』(共訳、2008年、白帝社)など10数冊あり。論文は移動動詞、ヴォイス、形容詞、副詞などを中心として200余編あり。