共同社の報道によると、日中は「厳冬」と中国紙 今年の両国関係総括
26日付の中国紙、中国青年報は、今年の日中関係について国交正常化以来の「最低温度を記録」して「厳冬だった」と総括した日本発の記事を掲載、責任は日本側にあるとの見方を強調した。
同紙はまず日米が今年2月、「台湾海峡問題」を共通戦略目標に組み入れたことに言及し「中国の内政に干渉した」と指摘。歴史教科書問題が起きた原因については「大多数の日本人の歴史に対する無視と無知」を挙げ、上海などでの反日デモを批判的に報じた日本メディアを非難した。
小泉純一郎首相の靖国神社参拝問題では「(何度も抗議した)中国としてはもう何も言う気がしない」と酷評した。
さらに東シナ海ガス田開発や東アジアサミットなどで日本が中国を挑発し続けているとした上で「今年は民主党の前原誠司代表と麻生太郎外相の中国脅威論で幕を閉じることになった」と指摘。中国の対日政策については一切報じなかった。