
【日本僑報社発】東京新聞(9月21日付)夕刊の文化コラムに、日本僑報社の第10回中国人の日本語作文コンクール受賞作品集『「御宅」(オタク)と呼ばれても』が取り上げられた。
出版ジャーナリストの石橋毅史氏が連載コラム「本屋がアジアをつなぐ」(第18回)で「アニメ、漫画に熱い思い」と題して紹介したもの。
それによると、石橋氏は東京都内にあるアニメ、漫画の大型専門店「アニメイト池袋本店」の国際色豊かなにぎわいをレポートした上で、本書に見られる中国の若い世代による「ACG」(日本のアニメ、コミック、ゲームを総称した中国語圏の言葉)への熱い思いを紹介。
「彼らは、友情、平和の尊さ、人や社会との向き合い方について、自ら答えを探すことを教えてくれたのがACGだ、と語る」「漫画、アニメの海外展開というと有力な輸入産業といった大きな観点で語られがちだが、それを海の向こうで受けとめているのは、切実な悩みや希望を抱えた一人ひとりの若者である」などと丁寧に解説した。
※ 『「御宅」(オタク)と呼ばれても―中国“90後”が語る日本のサブカルと中国人のマナー意識』(第10回中国人の日本語作文コンクール受賞作品集)
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