【日本僑報社発】日本僑報社はこのほど、習近平主席が提唱する新しい経済圏構想、中国が掲げる現代版シルクロードの全貌がわかる初の邦訳本『「一帯一路」詳説』を刊行することを決定した。
今年5月、アジアとヨーロッパをつなぐ巨大な経済圏構想「一帯一路」をテーマにした初めての国際会議「一帯一路国際協力サミットフォーラム」が北京で開催され、「構想の実現が地域や世界の経済発展につながる」と強調した中国の習近平国家主席の演説が、世界の注目を集めた。
本書は話題の「一帯一路」について、中国人民大学国際関係学院教授で欧州連合(EU)研究センター主任などを務める国際関係学者、王義キ(キは木へんに危)教授が、初めて国際関係の角度から多角的に解き明かしたもの。
王氏は「一帯一路」に期待されるチャンスと予想されるリスクについて、それぞれ事実に基づき客観的かつ公正に分析。
その上で、構想の実現に関して「政策・道路・貿易・金融・民心」が通じる「五通」をもって、各国・地域が政治や経済、文化の違いを乗り越え「利益・運命・責任の共同体」を築き上げようと主張する。
中国シンクタンクの研究員も務める、国際関係学の権威による「一帯一路」論。中国主導の巨大経済圏構想の過去・現在・未来を知る上で欠かせない一冊だ。
【内容紹介】
今年5月に「一帯一路」サミットが北京で開催され、29カ国の首脳と130カ国以上の政府代表団が参加した。日本からは自民党の二階俊博幹事長や経団連の榊原定征会長らが出席した。
「一帯一路」とは具体的に何であるか?
本書は中国の習近平国家主席が提唱する新しい経済圏構想「一帯一路」について、その趣旨から、もたらされるチャンスとリスク、さらには実現に向けた方法まで多角的に解説している。これからの日本及び中国と世界経済の動きを捉える上で重要な1冊である。