胡鞍鋼教授インタビュー、NNAアジア経済ニュースに大きく掲載
【日本僑報社発】先ごろ来日した、中国の習近平政権のブレーンの1人で清華大学国情研究センター長の胡鞍鋼教授のインタビュー記事が、NNA「アジア経済ニュース」に大きく掲載された。
「【アジアインタビュー】中国が米国を追い越す日 習政権のブレーン・胡教授に聞く」と題した11月28日付の記事で、吉沢健一記者が「政治的にも経済的にも世界への影響力が増している中国は何を目指しているか」についてインタビューした。
胡教授は、10月の共産党大会で習近平国家主席が、建国100周年となる2049年までに経済や政治で世界をリードする「社会主義現代化強国になる」ことを目標に掲げた点について、「強国」とは政治や経済、文化、民生などの面で米国を超えることだと解説。
その上で、「習国家主席が党大会で打ち出したこうした49年までの長期目標を、日本はよく注目すべきだろう。中国を脅威と捉えるのではなく、チャンスとしてみる視点が求められている。(中略)低成長にあえぐ日本も英国などに学び、中国の成長を取り込んで日本に利益をもたらすという姿勢が重要になってくるのではないか」などと強調した。
◆NNA「アジア経済ニュース」
【アジアインタビュー】中国が米国を追い越す日 習政権のブレーン・胡教授に聞く
https://www.nna.jp/news/show/1685211
胡鞍鋼氏:1953年生まれ。清華大学公共管理学院教授。同大学国情研究センター長。「第13次5カ年計画」専門委員会委員などを歴任。中国共産党第18回党大会代表。
近著に『習近平政権の新理念―人民を中心とする発展ビジョン』『中国集団指導体制の「核心」と「七つのメカニズム」』(いずれも日本僑報社で邦訳出版)など。