
「両国青年が中日友好を話し合う」、人民網が日中交流シンポについて詳しく報道
【日本僑報社発】昨年の作文コンクール最優秀賞受賞者、宋妍さん(河北工業大)を交えて開かれた第3回「日中教育文化交流シンポジウム」の模様を、中国の人民日報の電子版「人民網」(3月4日付)が詳しく報じた。
同シンポジウムは、公益財団法人日本中国国際教育交流協会(黒田文男代表理事)が主催した。
黒田代表理事と同協会顧問で前参議院副議長の輿石東(こしいし・あずま)氏が挨拶したのに続いて、近藤昭一衆議院議員が「日中交流と若者の役割」をテーマに講演。人民網は、かつて中国に留学した経験を持ち、現在は超党派の日中友好議員連盟の幹事長を務める近藤議員が「与党であれ野党であれ、多くの人(議員)は日中関係が重要だと認識している。アジアの国々と良好な関係を維持すことは、自らの政治課題の一つである」と述べたことを伝えた。
さらに日中の若者たちが絶えず相互往来をしてほしいとした上で「日中関係を発展させるためには、歴史を含む各種の事情を(互いに)深く理解すべき。表面の交流に留まることなく、相手国を真に理解してこそ和解ができる」などと強調したと報じた。
講演に続いて、宋妍さんら日中の若者たちが互いの国での体験などを交えてディスカッションを繰り広げた。中国から来日中の徐一平教授(北京日本学研究センター前主任)は「シンポジウムに参加して感動した。中日の青年たちは必ず先輩方の事業を引き継ぎ、ともに努力して中日関係の明るい未来を切り開くと信じている」などとエールを送った。
シンポジウムの後、宋妍さんは人民網の取材を受け、「多くの日本人は中国人と交流すると中国や中国人に対して良い印象を持ち、中国文化の深さを知る」などと今回の訪日の印象を語った。また、今年大学を卒業後は北京大学大学院に進学し、より広い分野で勉学を深めたいと抱負を語ったという。
※ “第三届日中教育文化交流研討会”在東京挙行 两国青年暢談中日友好(人民網3月4日付)
http://japan.people.com.cn/n1/2018/0304/c35421-29846748.html