第14回「作文コンクール」最優秀賞・日本大使賞 復旦大学の黄安琪さんに決定!
http://duan.jp/news/jp/20181024.htm 【日本僑報社発】日本僑報社・日中交流研究所主催の第14回「中国人の日本語作文コンクール」の最優秀賞・日本大使賞受賞者が10月23日、復旦大学日本語文学学部4年の黄安琪(こう・あんき)さんに決定した!
2005年にスタートし、今年で第14回を迎えたこのコンクールには、中国各地の235校の大学、専門学校、高校などから、計4288本もの作品が寄せられた。
日中関係は昨年、国交正常化45周年、そして今年は平和友好条約締結40周年という記念すべき年を迎えた。この5月には中国の李克強首相が公賓として就任以来初めて日本を訪問、10月下旬には安倍晋三首相が日本の首相としては約7年ぶりに中国を公式訪問する予定であるなど、日中関係は改善への動きをさらに加速させている。
こうした前向きな両国関係の背景をとらえ、中国で日本語を学ぶ中国の若者たちの日本語学習熱や日本への関心が依然として高まりを見せていることが示された形となった。
外部有識者を含む審査員による3次にわたる厳正な審査を経たのち、最終審査は、1等賞以上の候補となる計6作品を北京の日本大使館に送付。現任の横井裕大使自らによる審査で、その中から最優秀賞・日本大使賞受賞者が決定した。
日本大使賞を受賞した黄安琪さんの作品「車椅子で、東京オリンピックに行く!」は、京都での短期交流プログラムに参加した彼女が、日本の進んだバリアフリー文化に接し、元体育教師で現在は車椅子で生活する祖母の「オリンピックを見に行きたい」というかねてからの夢を東京五輪でかなえてあげたいという、心優しく、かつ強い思いが感じられる感動的な作品。東京五輪を目標にしている点も、日中未来志向の1つの形として好感が持てたという評価が多かった。
この黄安琪さんの作品を含む3等賞受賞作までの計81本は、第14回中国人の日本語作文コンクール受賞作品集として1冊の本にまとめられる。今を生きる中国の若者たちのリアルな「本音」「生の声」からは、日中関係の未来への明るい希望を感じ取ることができるだろう。
なお同コンクールの表彰式及び日本語スピーチ大会は12月12日(水)、北京の日本大使館で、横井大使や上位入賞者らの出席のもと開催される予定。
第14回「中国人の日本語作文コンクール」の最優秀賞・日本大使賞(1名)と1等賞受賞者(5名)は以下の通り。
【最優秀賞・日本大使賞】黄安琪さん(復旦大学)
テーマ「中国の若者が見つけた日本の新しい魅力」
題名「車椅子で、東京オリンピックに行く!」
【1等賞】邰華静さん(青島大学)
テーマ「日本の『中国語の日』に私ができること」
題名「日本の『中国語の日』に私ができること」
【1等賞】王美娜さん(中南財経政法大学)
テーマ「中国の若者が見つけた日本の新しい魅力」
題名「中国の若者が見つけた日本の新しい魅力」
【1等賞】王婧瀅さん(清華大学)
テーマ「中国の若者が見つけた日本の新しい魅力」
題名「日本の新しい魅力」
【1等賞】劉玲さん(華東師範大学)
テーマ「日本の『中国語の日』に私ができること」
題名「流行語からの発信」
【1等賞】呉曼霞さん(広東外語外貿大学南国商学院)
テーマ「中国の若者が見つけた日本の新しい魅力」
題名「中国の若者が見つけた日本の新しい魅力」
※ 第14回「中国人の日本語作文コンクール」3等以上の入賞者(81名)リスト
http://duan.jp/jp/2018shou.htm
※ 佳作賞入賞者リスト(221人、登録順)
http://duan.jp/jp/2018221.htm