日中翻訳学院の日文中訳講座「建国塾」第一期、いよいよ開講
【日本僑報社発】日本僑報社・日中翻訳学院の新しい日文中訳講座「建国塾」の第一期が3月4日(月)、スタートしました。
講師は、作家・塩野七生や吉川英治らの作品を多数翻訳するほか、村上春樹による翻訳作品を研究した著書などで知られる中国の著名な翻訳家、田建国教授。
外交官やテレビ局(TBS)勤務などを経て現在、上海を拠点に翻訳と教育活動に従事する田教授は、その豊かな実戦的経験から受講生の翻訳スキルアップのみならず、プロ翻訳者としての心構えや実戦方法などを多角的に伝授する予定です。
田教授は「開講の挨拶」として、この塾について「今まである程度、中日両国語で仕事をしてきた方、将来翻訳者になることを目指す方を対象とする、総勢12講からなる翻訳実戦と翻訳テクニックに関する通信講座」であると紹介。
その上で「文学、歴史、外交、社会、スポーツ、地質災害のニュースなどという各分野の文章を原文に、皆様の翻訳実戦と講師の翻訳講釈、そして両方の密なるコミュニケーションを通じて、日文中訳の感覚、手ごたえ、スキル、そして観念などを初歩的に肌でマスターしていただく」ことを目標にしていると明らかにしています。
「建国塾」は全12回からなる通信講座で、最終回(第12回)は中国から田教授にお越しいただき直接講義をしていただくほか、受講生たちと親しく交流しながら翻訳の向上を目指します。
田教授は「皆様とご一緒できることは、何より縁の御蔭です。それを大切にし、皆様と楽しくお付き合いができることを期待するとともに、塾を通して皆様と日文中訳の分野で進歩と実績が遂げられるよう望んでいます」(要旨)と述べています。
日中翻訳学院の新講座「建国塾」に、今後もどうぞご期待ください。
【講師紹介】田建国(Tian JianGuo)
1959年、中国江蘇省南京市生まれ。上海外国語大学日本語科卒業。中国駐日本国大使館二等書記官、TBS北京支局などを経て、翻訳家デビュー。塩野七生、吉川英治らの著作をはじめ、多くの日本文学作品を翻訳出版。著書に『翻訳家村上春樹』など。
日本僑報社関連の著書と訳書は『日中「俳句」往来―作品集『大陸逍遥』を通じて―』(田建国著、岩城浩幸訳)、『大陸逍遥』(岩城浩幸・岩城敦子著、田建国訳、2006年五洲伝播出版社刊。日本語版は日本僑報社刊)など。
現在、上海で大学の教鞭を執るかたわら翻訳研究、若手翻訳者の育成に努めている。
※ お申し込み、お問い合わせなど、詳しくは下記をご参照ください。
【主催】日本僑報社・日中翻訳学院 http://fanyi.duan.jp/
〒171-0021 東京都豊島区西池袋3-17-15 電話:03-5956-2808
※3月開講、日文中訳「建国塾」第一期のご案内(詳細)
http://fanyi.duan.jp/tian.htm