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日本僑報電子週刊 第540号 2006年3月1日(水)発行
http://duan.jp 編集発行:段躍中(duan@duan.jp)
■段躍中日報 http://duan.exblog.jp/■
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★『
我們永遠是朋友
―第一回日本人の中国語作文コンクール受賞作品集』特集★
日中対訳版
http://duan.jp/item/029.html
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■本書の目次■
審査報告・報道記事 1
【学生の部】
最優秀賞(中国大使賞)
上原 麻美 私たちはずっと友達。 16
一等賞
金田 桜 私の思い 22
林 秀樹 私と中国語 27
二等賞
千代島 元善 草の根交流で友好の橋を築こう 32
大川 英一 日中相互理解を深める「サイクル」 37
吉田 涼作 泣いて始めて笑って終わる 42
三尾 典子 日中相互理解への呼びかけ 47
今村 優莉 日中相互理解を深めるには、どうしたらいいか 52
三等賞
宮下 正興 「日常語」の表面的理解を越えて 58
徳永 憲昭 中国のもうひとつの家族 64
真野 寛史 真心で氷山の一角を溶かしていこう 69
大弓 亜希子 日中の相互理解を深めるために 74
中野 尚美 私と中国語 79
柏木 美紀恵 日中両国の平和と幸せのために 84
多田 州一 中国語が人生を変えた 89
間藤 惠子 日中相互理解を深めるためにはどうすればいいでしょうか 95
興津 正信 「縁分(えん)」―私が一番好きな中国語のことば 101
高江洲 京子 アジア人として生きましょう 106
【社会人の部】
最優秀賞(中国大使賞)
中川 知美 縁――そして二冊の辞書 112
一等賞
福井 官奈 日中間の相互理解を深めるために私たちは何が出来るか 118
田中 一久 心の琴線に触れる 124
二等賞
本田 朋子 理解、交流、友好 129
上田 啓子 日中相互理解を深めるにはどうしたらいいか 134
高島 陽子 一本の鉛筆 140
中島 美絵 日中両国が相互理解を深めるには、どうすればいいのか? 145
北角 裕樹 まず、友達を一人作ろう 151
三等賞
山本 寛 日中両国が相互に理解を深めるには、どの様な措置をとるべきか 156
岡田 由一 如何にして日中相互理解を深めるか 162
小出 和夫 交流なくして共通認識は深まらない 167
坂本 正次 夕焼けに想う 173
菅 忍 中国語と私 179
盛 恵美子 私と中国語 185
松岡 洋明 日本人の中国に寄せる想い 191
神崎 孝子 中国の視覚障害者のために 196
安藤 鐘一郎 日中相互理解を深めるにはどうしたらよいか 201
貫井 正 日中相互理解を深めるには、どうしたらよいか。 207
開催報告(本書の編集後記)http://duan.jp/item/029.html
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■関于第一届日本人漢語作文比賽審査結果的報告■
大家好。再次感謝各位参加第一届日本人漢語作文比賽,感謝大家的支持。
経過第一次和第二次認真審査,以下36位榮獲第一届日本人漢語作文比
賽優秀奨。
学生組 18名
最優秀奨(中国大使賞) 上原麻美
一等奨 金田桜、林秀樹
二等奨 千代島元善、大川英一、吉田涼作、三尾典子、今村優莉
三等奨 宮下正興、徳永憲昭、真野寛史、大弓亜希子、中野尚美、柏木
美紀恵、多田州一、間藤惠子、興津正信、高江洲京子
社会人組 18名
最優秀奨(中国大使賞) 中川知美
一等奨 福井官奈、田中一久
二等奨 本田朋子、上田啓子、高島陽子、中島美絵、北角裕樹
三等奨 山本寛、岡田由一、小出和夫、坂本正次、菅忍、盛恵美子、松
岡洋明、神崎孝子、安藤鐘一郎、貫井正
我們向所有獲奨者表示熱烈的祝賀。向所有参賽者表示衷心的感謝。
獲奨作品以日中対訳的形式収入日本僑報社出版発行的《我們永遠是朋友
-第一届日本人漢語比賽獲奨作品集》。
没有獲奨的朋友,請不要灰心,継続努力的話,一定会獲奨的。歓迎大家
参加2006年第二届日本人漢語作文比賽。
由于我們経験不足、人手不足、資金不足,做得不好的地方一定很多,請
大家批評並多多諒解為謝。
歓迎大家参加日中交流研究所的志願活動。随時歓迎来池袋日中交流研究
所交流。
日中交流研究所長
段 躍 中
抄訳
皆さんこんにちは。この度は第一回中国語作文コンクールに応募いただ
きましてありがとうございました。皆さんのご協力に感謝いたします。
第一次・第二次審査の結果、36名が第一回中国語作文コンクールの栄え
ある受賞者となりました。(受賞者氏名は前項)
受賞者に心よりお祝い申し上げ、全ての参加者の皆さんに心より感謝申
し上げます。
受賞されなかった方々もがっかりなさらず、これからもがんばってくだ
さい。きっと受賞できると思います。
我々の経験不足、人手不足、資金不足で、手際の悪い部分がたくさんあ
ったかと思いますが、皆さんのご批正とご理解をお願いしたいと思いま
す。
日中交流研究所は、活動にご協力くださる方をお待ちしております。い
つでも池袋の日中交流研究所にお越しください。
日中交流研究所長 段躍中 http://duan.jp/item/029.html
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■共同通信の報道(原文は中国語)■
8ヶ月にわたった「第一回日本人の中国語作文コンクール」選考結果発表
日本僑報社、日中交流研究所主催の「第一回日本人の中国語作文コンクー
ル」は、8ヶ月にわたる原稿募集、第1次審査、第2次審査を経て、12月28日、
正式に36名の受賞者を選定した。このような日本全国規模の中国語作文コ
ンクールは初めてのことという。
日本僑報社の編集長・日中交流研究所所長である段躍中氏によると、今回
のコンクールは2005年4月にスタート、最初は原稿締め切りを7月末とした
が、応募原稿が100編に達しなかったため、締め切りを2ヶ月延期したとこ
ろ、9月末までに243編の応募原稿が集まった。学生の部120人、社会人の部
123人。その内、日本在住の応募者は230人で日本の38の都道府県に分布し、
中国から送付された原稿は13編で、北京、上海、大連、重慶、杭州などの
五都市から送られたものだった。また、3つの日本の大学で、中国語教師が
学生を集めて複数名まとめて応募するケースもあったという。
36人の受賞者の内、最優秀賞は2人。学生の部最優秀賞の受賞者は、大東文
化大学4年の上原麻美さん(23歳)。作文は「私たちはずっと友達。」。彼
女の山東大学語学留学時の体験を紹介しており、大変感動的である。社会
人の部最優秀賞の受賞者は、住友信託銀行派遣社員の中川知美さん(26歳)。
作文は「縁――そして二冊の辞書」。北京を旅行した時に、ある“的兄”
(タクシー運転手)と交流し、それが彼女に懸命に中国語を学ばせるきっ
かけとなったことを紹介し、いきいきと日中間の友情を描いている。
今回の受賞者中、最年少は18歳(沖縄在住の高校生)で、最年長は73歳。
最優秀賞各1名のほか、一等賞4名、2等賞10名、3等奨20名。
今回の作文コンクールの受賞作品は、日本僑報社が編纂し、日中対訳本『
我們永遠是朋友』として、2006年2月に出版発行を予定している。段躍中氏
は、「このイベントが日本人の中国語を学ぶ原動力になったらと、また、
このイベントによって中日両国の民間の相互理解を促進できればと、願っ
ております」。(共同通信社)
(翻訳:日本僑報社 担当・横堀)http://duan.jp/item/029.html
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■開催報告(本書の編集後記)■http://duan.jp/item/029.html
このたびは、日中交流研究所の主催する「第一回日本人の中国語作文コ
ンクール」を無事に開催することができましたこと、関係者の皆さんに
心から御礼を申し上げます。
「スピーチ」では著名なコンクールが行われていますが、「作文」のコ
ンクールというのは稀な試みであると思います。寄せられた243本の作文
の中から、36本の入賞作品を日中対訳版の単行本としてまとめ、刊行い
たします。本書が日本の中国語学習者の励みとなり、日本からの中国語
での発信が日中相互理解の一端となることを願っております。
本コンクール開催にあたって、多くの団体及び個人からご協力頂きまし
たことに対して、この場を借りて関係者の皆さんに深くお礼を申し上げ
ます。
後援団体
中華人民共和国駐日本国大使館、中国青年報、北京青年報、(財)日中
友好会館、日中文化交流協会、日中友好議員連盟、(社)日中友好協会、
(社)日中協会、日本国際貿易促進協会、日本華人漢語教師協会、福井
華僑華人聯誼会、日本中国語検定協会、日本中国友好協会、日本ビジネ
ス中国語学会、日中文化交流センター
募集段階においては、多くのメディアに案内を掲載して頂いたり、記事
を掲載して頂いたりしました。感謝の意を表します。
なお、表彰式には、全日本空輸株式会社、カシオ計算機株式会社、日本
中国語検定協会からご協賛いただきました、感謝の意を表します。
作文の審査において、第一次審査は、王征さん(共同通信社中国語ニュ
ース室記者・共同網編集者)と段躍中が担当しました。第二次審査には、
以下の八名が担当しました。
朱建栄・東洋学園大学教授、莫邦富・ジャーナリスト、王曙光・拓殖大
学教授、王 敏・法政大学教授、趙 軍・千葉商科大学教授、裴 軍・
中国青年報東京支局長、段躍中・日中交流研究所所長、張景子・日本僑
報社社長。
原稿募集段階では第二次審査委員に、「劉 傑・早稲田大学教授」の名
前がありましたが、劉先生がアメリカ滞在中のため、第二次審査には参
加されませんでした。
なお、より公平を期するため、二次審査のときは、応募者氏名と所属名
称などは隠して対象作文を先生方に配布しました。
審査員の方々にはメッセージを寄せていただきました。ありがとうござ
います。ここに一部を講評として掲載させていただきます。
作文の質の高さに驚いています。同時に、文章に溢れ出る真摯な気持ち
に感動しています。日中関係が冷え込む昨今だが、優秀で忠実な日中友
好支持者がこれだけ多いことに心がいやされています。わたしは、一枚
一枚の原稿用紙から、明るい将来の光が放たれているように見えており
ます。 ―王曙光・拓殖大学教授、日本華人漢語教師協会長
大半は素晴らしい作文で、その忘れがたい体験、戸惑う気持ちと日中関
係改善への切なる願い、ひしひしと伝わってきました。 ―朱建栄・東
洋学園大学教授、日本華人教授会議代表
内容・文法両方からも秀作と言える作品が揃えられ、大変な成功と思い
ます。 ―趙軍・千葉商科大学教授
本書に掲載しました作文は、最低限の校正しか行わず、中国語として不
自然な部分が多少あっても参加者の努力のあとが見えるものと考え、残
してあります。日本語の訳文に関しては、文末に署名がある作品以外は
本人が翻訳したものです。そのため、不統一と感じられる部分もあるか
と思いますが、ご理解の程よろしくお願い申し上げます。
最後に、本コンクールの「中国大使賞」設立に多大なご支持を下さった
中国大使館の于淑媛総領事、李輝一等書記官にお礼を申し上げます。
2006年2月から後援団体として加えて頂きました人民日報ネット版(人民
網日本版)の皆さんに感謝の意を表します。人民網でこのコンクールを
特集で紹介して頂くことは素晴らしいことで、日中相互理解に役立つこ
とを心から期待しています。
皆さんの温かいご協力に心から感謝申し上げます。今後ともよろしくお
願い申し上げます。
日中交流研究所長 段 躍 中 http://duan.jp/item/029.html
2006.2.14
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■書誌データと注文方法■
書名 我們永遠是朋友―第一回日本人の中国語作文コンクール受賞作品集
http://duan.jp/item/029.html
編者 段躍中
発行 日本僑報社
判型 A5判240頁並製
定価 1800円+税
発売 2005.3.8
注文 171-0021東京都豊島区西池袋3-17-15日本僑報社
TEL 03-5956-2808 FAX 03-5956-2809
インターネット注文先
http://duan.jp/item/029.html
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