
日本に滞在する中国人と日本人が東京・池袋の公園で自由に交流して言葉や文化を学び合う交流サロン「漢語角」が、通算600回目の節目を迎えた。宮本雄二・元中国大使は「こうした活動が日中の国民感情の改善につながることを願っている」と祝辞を述べた。
「漢語角」は2007年8月、日中関係の本を出版する「日本僑報社」の段躍中代表が始めた交流活動。毎週日曜日に希望者が公園に集まり、自由に交流する。600回を数えた7月14日も様々な年代の会社員や学生など50人以上が集まり、さまざまな話題に花を咲かせた。
会場では孔鉉佑(コンシュワンユー)・中国駐日大使の「この民間交流の機会を利用して、相互理解と親睦を深め、日中友好の発展に寄与することを希望しています」とするメッセージも読み上げられた。(高田正幸)