【日本僑報社発】アジア解放という大志を抱き、中国の辛亥革命(1911年)を支えた日本の革命家、宮崎滔天(1871-1922年)の意志を汲む、民間の日中交流の集まり「滔天会」の文化講演会が2020年2月1日(土)午後、東京・豊島区のとしま産業振興プラザ(IKE・Biz)で開催されます。
今回は、明治大学の加藤徹教授を講師に迎え、「日本文化を豊かにしてくれた中国の楽しくて面白い物語」と題して中国古典の魅力についてお話しいただきます。
加藤教授には、日本僑報社の最新刊である第2回「忘れられない中国滞在エピソード」受賞作品集『中国で叶えた幸せ』について、読売新聞(2019年12月1日付)書評欄で大きく取り上げていただきました。 http://duan.jp/cn/
講演会の詳細は、以下の通り。皆様ふるってご参加ください。
■滔天会文化講演会
日 時: 2020年2月1日(土)午後2~4時(1時半~受付開始)
場 所: としま産業振興プラザ(IKE・Biz) 多目的ホール
http://www.toshima-plaza.jp/access/
(〒171-0021 東京都豊島区西池袋2-37-4)
演 題: 「日本文化を豊かにしてくれた中国の楽しくて面白い物語」
講 師: 加藤徹氏 (明治大学教授)
司 会: 段躍中(日本僑報社・日中交流研究所)
会 費: 一人¥1,000(当日・茶菓子代)
●講演概要
日本の漫画やアニメは世界中で大人気です。日本のアニメの成功作品には、中国の古典的な物語の趣向を採り入れたものが少なくありません。
昔、東映の大川博社長は「東洋のディズニーになる」と宣言し、海外輸出を念頭に、日本初の長編カラーアニメ映画『白蛇伝』(1958年)を制作しました。『白蛇伝』は中国人なら誰でも知っている有名な昔話です。大川氏が日本文化の海外輸出のコンテンツとして『白蛇伝』を選んだ理由とは?
アニメの世界的巨匠・宮崎駿氏は、高校時代に東映の『白蛇伝』を見て感激し、この道に入りました。宮崎氏らのスタジオ・ジブリのアニメに受け継がれた『白蛇伝』のDNAとは?
この他、日本の漫画やアニメのヒット作には『西遊記』『三国志演義』『水滸伝』など、中国の面白い物語を下敷きにしたものが少なくありません。
この講座では、日本の文化を豊かにしてくれた中国古典の物語の魅力と特徴について、映像を見ながら、わかりやすく解説します。
●講師略歴
加藤徹(かとう・とおる)氏
昭和38年(1963年)、東京生まれ。東京大学中文科、同・大学院で中国の文学と文化を専攻、文学修士。広島大学総合科学部助教授などを経て、現在、明治大学教授。
専門は京劇(中国の伝統演劇)。ホームページは「加藤徹 isc」で検索してください。