19日午前10時に確認した情報を案内します。情報源は東京新聞の報道です。
有線放送最大手のUSENが、ライブドアとの業務提携を決めた。インターネット無料放送「GyaO(ギャオ)」を目玉に「総合ネットサービス」会社に脱皮したいUSENとしては、「シナジー(相乗効果)が期待できる」(宇野康秀社長)のだそうだ。だが、あえて「火中のクリ」を拾う宇野氏は、堀江貴文前社長に代わり“IT劇場”の主役の一人になるのか。同氏が率いるUSENって?
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IT業界に詳しいジャーナリスト佐々木俊尚氏の著書「ヒルズな人たち」(小学館)などによると、宇野氏は一九六三年、大阪有線放送社の創業者で在日中国人の宇野元忠氏の二男として大阪に生まれた。二十九歳で日本国籍を得た元忠氏は、後述するように、有線放送用ケーブルを無断で電柱に張り巡らす強引な手法で事業を拡大していった。小学生のころから「僕は将来経営者になる」と公言していた宇野氏は、そんな父親に反発して「二度と親には頼らない」と高校卒業後に上京する。
明治学院大学ではプロデュース研究会で代表を務め、全国の大学生を集めたイベント「キャンパス・サミット」などを成功させ、人心掌握に才能を見せた。
卒業すると、リクルートコスモス社に入社し、ここで営業のノウハウを得ると一年半で退社し、インテリジェンスを起業。九年後の二〇〇〇年には店頭市場(ジャスダック)への公開を果たす。
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