日本僑報社の最新刊である『長江文明と縄文・弥生文化の接点-日中文化交流の足跡を辿って』(西村武著)は、6月はじめに発売予定だ。
【内容紹介】 私は、以前「日中文化交流の足跡を辿って」というタイトルで、二〇〇〇年に亘る日中文化交流史を書いている。紀元前一世紀前漢(西漢)の時代には、すでに倭(日本)は中国と交流が行われていた。では、その以前はどうなっていたかという疑問がふつふつと湧いてきた。今回の国立歴史民俗博物館の(弥生時代開始五〇〇年遡り、紀元前一〇〇〇年頃まで遡る)発表で、古代における日中関係の在り方について、縄文・弥生時代との接点を求めてみたいという強い衝動にかられた。縄文・弥生時代と長江文明などに関する本を読み始めた。そして、今回発表した佐倉の国立歴史民俗博物館を訪ね講演を聴き、資料も手に入れた。その他、「徐福」に開する講演を聴き、資料を集めた。北九州の菜畑遺跡、板付遺跡、吉野ケ里遺跡も訪ね、弥生早前期、中期の遺跡を自分の目で確かめた。
【著者略歴】 1938年東京生まれ。國學院大學文学部史学科卒業、1967年より千葉県八千代市立阿蘇小学校に勤務。1993年浦安市立美浜北小学校校長、1996年浦安市立富岡小学校校長、1998年県教育功労賞受賞。1999年3月定年退職。