6月3日付の朝日新聞夕刊に、日本僑報社の新刊である『
中国で成功した残留孤児たち』が紹介されました。この場を借りて関係者の皆さんに深くお礼を申し上げます。報道記事は以下の通りです。
残留孤児ルポ執筆
日中関係改善「ヒントある」
中国でリーダーとして活躍している中国残留孤児の姿を伝えたいと、中国教育テレビ・プロデューサーの湘湘(シアン・シアン)さん(39)が、東北地方などを取材し、ルポを執筆した。
「中国では、日本に帰国した残留孤児や養父母についての報道は多い。だが、今社会で指導的な役割を担う人たちについてはほとんど伝えられていません」。激動する中国を生き彼いた全国政治協商会議委員、地方の共産党委員会書記、高級技術者、農場長など5人の人生を描いた。
日本では「中国で成功した残留孤児たち」(日本僑報社)として4月出版された。しかし中国で
は「両国関係がぎくしやくしているから」と、引き受けてくれる出版社がまだ現れない。
「彼らは、国籍や民族に関係なく注がれた愛に支えられて成功した。中日関係改善のヒントも、そこにきっとあるはずです」。両国の多くの読者に読んでほしいと願っている。(山根祐作)