日本僑報社 段躍中 さま
おはようございます
福岡市の林です。暫くご無沙汰いたしました。
昨夜配信された蒋 道鼎先生追悼号を拝見しました。
小生も蒋先生にお世話になった一人です。12日朝、蒋先生の訃報を知り、追慕の念を深めながらも何も出来ずにおりましたところに、この追悼号を拝読し、落ち着きました。
蒋先生は日本滞在が一番長い優れた駐日記者でした。北京へ帰られた後も日中記者交流に尽力されていると聞いていました。
現在、日中関係が困難な時であるだけに、かつての日中国交正常化以前の困難を熟知されている蒋先生には、いよいよこれから大所高所にたったご指導を得られることと期待していました。
それだけに今蒋先生を早逝されたことは日中両国人民にとって大きな損失だと存じます。
蒋先生は常に冷静沈着、遠くを見通しておられましたが、お会いした時はいつも身近な話題について話されていました。それでいて、いつも楽しく、かつ啓発された思いがしていましたから不思議です。
蒋先生に、もう現在の困難な日中関係を乗り越えたあとの日中友好の再興隆期を見て頂くことは出来ませんが、それは後に続く多くの人々のたゆまぬ努力の上にきっと達成されるものと思います。その時蒋先生はきっと地下で笑ってくださることでしょう。
謹んで蒋 道鼎先生のご冥福をお祈りします。
ご夫人、家族、親族の皆様に衷心よりお悔やみを申し上げます。
6月15日朝
福岡市 林 俊雄