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日本僑報電子週刊 第583号 2006年08月23日(水)発行
http://duan.jp 編集発行:段躍中(duan@duan.jp)
■段躍中日報 http://duan.exblog.jp/■
産経記者への公開状http://duan.jp/press/kougi.htm
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★お陰様で10周年★
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生命誠宝貴,愛情価更高。
若為名誉故,二者皆可抛。
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読者の皆様、晩上好。
8月9日に「産経新聞記者への公開状」を出し、メールマガジン(日本
僑報電子週刊http://www.mag2.com/m/0000005117.htm)やブログ(「段
躍中日報」http://duan.exblog.jp/)でもお知らせしましたが、現在産
経新聞に私の氏名と歪曲された発言内容が無断掲載されたことについて、
産経新聞の担当者と話し合いを行っています。
読者から応援のメールなどを頂き、非常に心強く、ありがたく思ってお
ります。読者からのご要望もございましたので、その後の経過をご報告
いたします。
ここで念のため、事の経緯を簡単にまとめておきます。
6月19日、産経新聞比護記者の取材を受ける
・氏名やコメント掲載、記事の意図について何の説明も無し
・記録は手書きメモのみで録音無し
7月26日、産経新聞に記事が掲載される
・記事は比護氏の取材メモを元に複数記者が共同執筆した
とみられる
・掲載の事前確認無し
・掲載後の連絡、掲載紙の郵送なども無し
8月 3日、在日中国語新聞「華人週報」論評記事からその掲載を知る
・その歪曲記事をインターネットで入手
8月 3日、深夜23時過ぎに取材記者に抗議のメール
・9日深夜11時まで返事なし
8月 9日、抗議の公開状を発表
・深夜23時27分メルマガ日本僑報電子週刊に掲載
8月10日、比護氏から電話で謝罪
・謝罪が遅れたのはパソコンが壊れたためと言う
・公開状が掲載された翌日というタイミング
8月11日、編集局長宛に抗議文を郵送
・20日まで全く連絡なし
8月21日、高橋氏と比護氏、池袋まで謝罪・説明に来る
・掲載紙を渡される
・手書きメモを比護記者が整理したワープロ書き資料を
受け取る
8月23日、公開状に対する回答文(3枚)を池袋で受け取る
・指定した時間に2時間以上遅れる
・回答者は産経新聞東京本社政治部(持参者は比護氏)
・ワープロ打ちする前の手書き取材メモ持参を承諾して
いたはずなのに、持参しなかった
8月21日に受け取った取材メモは、私の言ったことと近い内容が書
いてありましたが、言った覚えの無い言葉もあり、さらに掲載記事の
内容とは大いに異なるものでした。メモの内容を故意に歪曲し、意図
的な利用をしないかぎり、あのような記事は書けません。
そして何より、23日に受け取った公開状への回答状はひどい。
記事の正当性を主張するばかりで非を認めず、私の発言していない言
葉を「言った」と頑なに主張し、私が実際に発言したことについては
言及せず、自らの不勉強を棚に上げて、常識では到底思いつかないよ
うな矛盾した理屈を述べています。
字数の関係もありますので、とくにおかしいと思う部分の列挙にとど
めますが(後日、全てとりあげたいと思います)、「回答文」の内容
は例えば下記の通りです。
※【 】内は回答文に記述された内容。「…」は省略部分。
【段氏は…「(中国政府から指示はなく)完全に自由にやっている」
と述べていました。】
ならば、私のこの発言のどこをどうしたら、「(大使館の指導を受け
ているメディアがある云々という)関係筋の話を裏付ける」ことにな
るのでしょうか。まったくおかしいではありませんか。しかし回答状
中に、この矛盾を認める文章はどこにもありません。
【段氏は…「北京週報」の名を挙げ、「息がかかっている」と述べま
した】
何度も言うように、「息がかかっている」という言葉をこれまで知ら
なかったのに、どうやってこれを発言できるというのでしょうか。こ
れは記者が自分の考えついたことを勝手にメモしたのではないでしょ
うか。
第一、「北京週報」は「息がかかっている」もなにも、そもそも中国
政府が発行しているメディアです。こんな、中国メディアに関する基
礎知識さえ無しに記事を書いているのでしょうか。
また、回答状の中で「不快感を与えたことについてお詫び申し上げま
す」「外部から誹謗中傷があったとすれば誠に遺憾と考えます」とし
ながら、それらを挽回するための善後策についてまったく述べていま
せん。訂正文を載せるとか、インタビューを行うなどして軌道修正の
ための記事を載せるとか、そういった提案があってもいいはずです。
私が求めているのは、あくまで誠実な対応と実質的な名誉回復です。
にもかかわらず、産経新聞はその誠意すら見せようとしません。
産経新聞は、記事に無断で名前を載せることや、無断で名前を使われ
た人間の名誉や人権など、どうでも良いと考える新聞社なのでしょう
か?
私は精神的に非常に大きなダメージを受け、家族にも心配をかけてい
ますし、通常業務にも影響をきたしています。
産経新聞の回答文の中で、同社の倫理規定が紹介されていますが、こ
の中にある一文を、以下、抜き書きします。
「民主主義と自由が国民の幸福の基盤であり、それを維持し発展させ
ることが言論機関の最大の使命であると確信する。したがってこれを
否定するいっさいの暴力と破壊に、言論の力で対決していく」
ここで産経新聞には、「言論の力による暴力と破壊」についても、言
論機関として真摯に考えて頂きたい。そして産経新聞は、一日も早く
非を認め、社会的な責任を果たしてほしいと思います。
*関連記事 一回目の公開状⇒http://duan.jp/press/kougi.htm
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ほかの情報、二件ほど申し上げます。
第2回「日本人の中国語作文コンクール」締切、延期になりました
http://duan.jp/cn/index.htm
劉徳有先生 「日本人の中国語作文コンクール」顧問に就任された
http://duan.jp/cn/komon.htm
段躍中@2006.8.23夜11時55分
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■日中公論■
中国青年報刊登卓南生教授評論 福田退場与小泉的“三只雛鳥”論
http://duan.exblog.jp/m2006-08-01#3622376
林伯耀談“在日殉難烈士労工紀念館”開館
http://duan.exblog.jp/m2006-08-01#3621545
人民日報記者曹鵬程采訪東大教授高橋哲哉
http://duan.exblog.jp/m2006-08-01#3614637
北海道放送のラジオ番組に生出演しました
http://duan.exblog.jp/m2006-08-01#3603067
中国青年報報道 小泉不是日本人民真正需要的政治家
http://duan.exblog.jp/m2006-08-01#3597420
中国記者報告 東瀛十泊(1-5) 作者:東瀛之行感想
http://duan.exblog.jp/m2006-08-01#3594082
金熙徳・日本研究所副所長 安倍曝光“4月参拜”暗藏玄机
http://duan.exblog.jp/m2006-08-01#3592499
陳志江・前光明日報東京支局長論評 「小泉的不義不仁不智」
http://duan.exblog.jp/m2006-08-01#3591002
読者便り 8月15日、ふと思い立って東京散歩に出かけました。
http://duan.exblog.jp/m2006-08-01#3590888
中国青年報記者総述 日本媒体猛批小泉参拜倒行逆施
http://duan.exblog.jp/m2006-08-01#3590744
光明網 中国人為何忘不了“日本鬼子”?
http://duan.exblog.jp/m2006-08-01#3588323
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■貢献中国■
人民日報記者于青報道 日本青年志愿者酒井順子 无悔奉献在中国
http://duan.exblog.jp/m2006-08-01#3621228
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■日中交流■
筑波大学中国学子参加稻敷市第二届花火大会
http://duan.exblog.jp/m2006-08-01#3623679
青木麗子著「中国風大地」出版を祝う会 福岡で開催
http://duan.exblog.jp/m2006-08-01#3615621
吉林大学日本同窓会活動展開に関する呼びかけ
http://duan.exblog.jp/m2006-08-01#3603578
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■人脈情報■
『中国のインターネットにおける対日言論分析』著者祁景えいさん 朝日
新聞に登場
http://duan.exblog.jp/m2006-08-01#3629697
けい志強教授 共同網に登場
http://duan.exblog.jp/m2006-08-01#3621813
徐向東・キャストコンサルティング株式会社の代表取締役社長 中国消
費者心理を語る
http://duan.exblog.jp/m2006-08-01#3603330
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■日語著者■
徐向東氏の単著『中国で「売れる会社」は世界で売れる!』刊行された
http://duan.exblog.jp/m2006-08-01#3629611
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■作文比賽■
劉徳有先生 「日本人の中国語作文コンクール」顧問に就任
http://duan.exblog.jp/m2006-08-01#3615649
緊急通知 第2回「日本人の中国語作文コンクール」締切、延期になりました
http://duan.exblog.jp/m2006-08-01#3606975
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■媒体登場■
36会に関する記事、共同網に掲載されました
http://duan.exblog.jp/m2006-08-01#3627998
昨年に撮った写真、中国のインターネットに多く掲載された
http://duan.exblog.jp/m2006-08-01#3625004
『日中観光産業の現状と未来』 観光経済新聞に紹介された
http://duan.exblog.jp/m2006-08-01#3597455
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■業務日記■
産経記者比護氏ら、池袋まで謝罪に来ました
http://duan.exblog.jp/m2006-08-01#3616514
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人民網日本語版2006年5月17日報道
東京の中国人宿舎「後楽寮」 元寮生らの記録出版へ
中国関連書籍の出版などを手がける日本の出版社、日本僑報社はこのほ
ど、財団法人日中友好会館(村上立躬理事長)の委託を受け、同会館の
経営する中国人留学生宿舎「後楽寮」の元寮生に関する資料集の編集・
出版に着手した。中国新聞社のウェブサイト「中新網」が伝えた。同社
の段躍中総編集長が北京で11日、取材に応えて同資料集について説明し
た。
後楽寮は1985年、東京都文京区に建設され、中国人留学生・研究員の専
用宿舎として利用されている。これまでの20年に3千人以上を受け入れ
た。寮生らは大部分が後に中国へ帰国、それぞれの分野で成果を上げ、
日中友好の中核を担っている。
日中友好会館はこのほど、後楽寮設立20周年と日中国交正常化35周年を
記念して、同寮を巣立った元寮生の記録「後楽寮寮友名録」を出版する
ことを決定。元寮生の資料収集、調査、整理など、編集・出版に関する
作業を日本僑報社に依頼した。
出版計画は、在日本中国大使館など関係機関の強いサポートを受けてい
る。在日本中国大使館の李東翔公使参事官、日本の谷野作太郎・元駐中
国大使、日中友好会館の村上立躬理事長、慶応大学の山田辰雄名誉教授
の4氏が顧問として参加し、編集委員長は段躍中氏が務める。
編集委員会では元後楽寮生に対し、寮友との連絡の便を図るため、各自
の情報を提供して編集に協力するよう呼びかけている。「後楽寮寮友名
録」に関する詳細情報は日本僑報社のウェブサイト
(http://duan.jp/ob/w1.htm)で紹介中。問い合わせはメールアドレス
duan@duan.jpまで。(編集ID)
「人民網日本語版」2006年5月17日
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日中関係・華僑華人情報専門誌・毎週水曜日発行 編集発行:段躍中
1998年8月創刊・無断転載禁止。
著作権は日本僑報社またはその情報提供者に帰属します。
情報のご提供と問い合わせはduan@duan.jpへどうぞ
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