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日本僑報電子週刊 第585号 2006年08月30日(水)発行
http://duan.jp 編集発行:段躍中(duan@duan.jp)
■段躍中日報 http://duan.exblog.jp/■
産経記者への公開状http://duan.jp/press/kougi.htm
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★お陰様で10周年★
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読者の皆様、晩上好。
今回は作文コンクールの話から申し上げたいです。先週号にも簡単に報
告しましたが、第二回日本人の中国語作文コンクールの原稿締切は、10
月31日に延期しました。先週から後援団体をはじめ、関係者、大学の先
生、応募者たちに「締切延期の緊急通知」を出しています。念のため、
その通知をここに掲載させて頂き、多くの方々のご協力を心からおねが
したいです。ちなみに、30日現在応募作品は43本になりました。あ
りがとうございます。
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緊・急・通・知
第2回「日本人の中国語作文コンクール」締切延期のお知らせ
このたびは、第2回「日本人の中国語作文コンクール」を応援ください
ましてありがとうございます。
第2回「日本人の中国語作文コンクール」の応募締切日は当初8月31日
(木)となっておりましたが、作文の集まりが悪く(8月19日現在、応
募作文は7本しかなかったです)、審査に支障が出ることが予測されまし
たため、応募締切日を下記の通り10月31日(火)に延期させていただく
ことに致しました。
既に作文を送付してくださっている方々には大変ご迷惑をお掛けいたしま
すが、ご理解・ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。なお、書き
直したい方は遠慮なくご連絡下さい。
詳しい募集要項につきましては、http://duan.jp/cn/2006.pdf あるいは
http://duan.jp/cn/index.htmをご参照ください。また、ご質問ご意見等
ございましたら、お気軽に日中交流研究所までご連絡ください。
TEL 03-5956-2808 メール duan@duan.jp
学生の皆様、夏休みを利用してぜひ中国語作文にチャレンジしてみてくだ
さい!
中国語先生の皆様、新学期がスタートされたら、ぜひ学生に広報してくだ
さい。
多くのご応募心から期待しています。よろしくお願い申し上げます。
日中交流研究所長 段躍中
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次は訪日中の中国人作家余華さんに会ったことを報告します。
今夜、国際交流基金主催の中国ベストセラー作家余華氏の講演会が国際
交流基金(ジャパンファウンデーション)国際会議場 (アーク森ビル20F)
にて行われました。聞き手は藤井省三東京大学教授、同時通訳は日本僑
報社から共著書を刊行したことのある王小燕さん(中国国際放送局記者、
早稲田大学留学中、共著書『アジアカップ・サッカー騒ぎはなぜ起きた
のか』)。
大変素晴らしい講演でした。二時間半を超えた講演を聴くのは、それほ
ど多くなかったと思います。さすが有名作家で、参加してよかったと思
っています。夜の講演会の先たち、河東先生のお陰で、作家とのお昼食
事会や懇談にも参加させて頂きました。ブログに次の報告を載せました。
《活着》、《兄弟》など小説で知られる中国人作家余華氏(写真左)は、
国際交流基金の招聘により日本滞在中の8月30日、多くの著書を出版
した日本人作家で、元ウズベキスタン・タジキスタン大使の河東哲夫氏
らと全日空ホテルのレストランにて懇談した。
懇談の中に、余華氏は、日本人作家川端康成が文学創作の初めての先生
(第一位老師)、川端の小説「伊豆の踊子」から大きな影響を受けたこ
とを語った。今回の初めての訪日について、担当者たちは迷子にならな
いかと心配していたが、実は迷子になっても全く心配がいらないくらい
日本に対する好感を持っていることを披露してくれた。
余華氏は、日本見聞録を語ったほか、河東氏の豊富な外交生活と多くの
著書について幅広く意見を交換した。特にロシア政治、小説を中心にし
たロシア文学などついて、深い、細かい話が交わされた。
夜の講演会で、初訪日の印象をいろいろ紹介しました。特に日本と日本
人を評価・褒める言葉を聞いて、在日中国人としては心強くなるし、と
ても嬉しいと思っています。日本に対する好印象は、将来の創作活動に
も反映してくれたらもっといいと思います。ただ少し心配していること
は、親日の言論と行動をとることは、中国国内の「憤青」たちから批判
されるではないか、講演会の後の懇親会の時、作家に聞いてみたところ、
「不会」という返事でした。作家のような文化人を多く招聘し、もっと
多くの日本人と直接交流し、帰国したら中国人に自らの体験を紹介する
ことによって、日中相互理解が随分深めて行くではないかと思います。
そのため、余華氏の帰国後のマスメディアでの日本見聞録を楽しみに期
待したいです。彼の講演の中にお互いに相手の長所を多く見いだすこと
はとても重要だとの締め括りは大変共感を得られているようです。私も
日中作文コンクールを主催する目的もそれぞれのホンネで語り合い、相
手と学び合い、積極的に発信することにより、両国民の信頼関係を築い
ていくことです。皆さん、ぜひ応援のほどよろしくお願い申し上げます。
講演会・懇親会を終わって帰宅したのは、深夜11時50分です。このメル
マガを編集して、短い前書きを書いたら、既に31日午前零時32分。本当
はもっと報告したいですが、時間の関係で、とりあえず送り致します。
多くの間違い言葉もあると思いますが、ご指摘下されば有り難いです。
なお、講演会及び作家に関する紹介は次の頁にもあります。
http://www.jpf.go.jp/j/culture_j/news/0608/08-05.html
最後に、在日中国人研究者の徐向東さんの著書『中国で「売れる会社」
は世界で売れる!』刊行特集を別途送りました。ご高覧下さい。
段躍中@2006.8.31午前零時35分
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■独家報道■
中国人作家余華氏訪日 日本人作家らと懇談
http://duan.exblog.jp/m2006-08-01#3671157
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■日中公論■
劉暁峰さん、小森陽一教授の論評を翻訳紹介 環球時報に掲載
http://duan.exblog.jp/m2006-08-01#3657408
孫秀萍 庚 欣聯合調査報道 吃遍生魚生肉生菜 日本人吃生鮮為何不得病?
http://duan.exblog.jp/m2006-08-01#3653565
人民日報海外版評論:中国人の海外でのイメージを向上するには
http://duan.exblog.jp/m2006-08-01#3639566
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■貢献中国■
原日産公司的高級副総裁・中村克己:合資先合心
http://duan.exblog.jp/m2006-08-01#3669178
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■日中交流■
KANAN MONTHLY・和商瞭望 最新号のお知らせ
http://duan.exblog.jp/m2006-08-01#3664658
人民網報道 日本孔子学院遣中使団訪華 21世紀的可能性在中国
http://duan.exblog.jp/m2006-08-01#3658479
中国社会科学院院報 推進中日法学交流与合作再創新形式
http://duan.exblog.jp/m2006-08-01#3656996
『中国研究月報』8月号の目次
http://duan.exblog.jp/m2006-08-01#3656786
朝日新聞28日の報道 漫画で日中高校生120人が交流 「ますます好きに」
http://duan.exblog.jp/m2006-08-01#3656668
中国新聞社報道 日本学者称:語言教学交流可作為中日友誼的紐帯
http://duan.exblog.jp/m2006-08-01#3640751
2006日本浙江大学校友会夏季懇親会開催案内
http://duan.exblog.jp/m2006-08-01#3639870
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■人脈情報■
在日中国人作家毛丹青さん、NHKテレビ教育番組「視点・論点」に出演
http://duan.exblog.jp/m2006-08-01#3662551
元北海道新聞論説主幹、小林金三さん
母校の旧満州・建国大を描く小説「白塔」 友情が編んだ中国語版
http://duan.exblog.jp/m2006-08-01#3656779
著者動向・祁景えいさん 朝日新聞に寄稿
http://duan.exblog.jp/m2006-08-01#3657432
著者動向 方軍・『私が出会った日本兵』著者 人民網に長篇報告連載
http://duan.exblog.jp/m2006-08-01#3640774
井出敬二・在中国日本大使館公使・広報文化センター所長 北京奥運を語る
http://duan.exblog.jp/m2006-08-01#3640222
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■作文比賽■
日本人の中国語作文コンクール 応募作品23本に
http://duan.exblog.jp/m2006-08-01#3666274
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■著者動向■
『沈黙の語りべ』著者樊建川さん、朝日新聞に登場
http://duan.exblog.jp/m2006-08-01#3669510
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■媒体登場■
『らんやの炎』 陽光導報に紹介された
http://duan.exblog.jp/m2006-08-01#3669468
日本人の中国語作文コンクール 日本新華僑報に登場
http://duan.exblog.jp/m2006-08-01#3663012
毎日新聞 ひと:段躍中さん 日中作文コンクール主催する在日中国人
http://duan.exblog.jp/m2006-08-01#3641805
お陰様で、本日の毎日新聞・ひと欄に登場しました
http://duan.exblog.jp/m2006-08-01#3639623
共同社記者王征さんの報道記事 日中民間交流:“36会”的悸動
http://duan.exblog.jp/m2006-08-01#3633700
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■業務日記■
産経新聞記者への公開状(2)
http://duan.exblog.jp/m2006-08-01#3633684
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人民網日本語版2006年5月17日報道
東京の中国人宿舎「後楽寮」 元寮生らの記録出版へ
中国関連書籍の出版などを手がける日本の出版社、日本僑報社はこのほ
ど、財団法人日中友好会館(村上立躬理事長)の委託を受け、同会館の
経営する中国人留学生宿舎「後楽寮」の元寮生に関する資料集の編集・
出版に着手した。中国新聞社のウェブサイト「中新網」が伝えた。同社
の段躍中総編集長が北京で11日、取材に応えて同資料集について説明し
た。
後楽寮は1985年、東京都文京区に建設され、中国人留学生・研究員の専
用宿舎として利用されている。これまでの20年に3千人以上を受け入れ
た。寮生らは大部分が後に中国へ帰国、それぞれの分野で成果を上げ、
日中友好の中核を担っている。
日中友好会館はこのほど、後楽寮設立20周年と日中国交正常化35周年を
記念して、同寮を巣立った元寮生の記録「後楽寮寮友名録」を出版する
ことを決定。元寮生の資料収集、調査、整理など、編集・出版に関する
作業を日本僑報社に依頼した。
出版計画は、在日本中国大使館など関係機関の強いサポートを受けてい
る。在日本中国大使館の李東翔公使参事官、日本の谷野作太郎・元駐中
国大使、日中友好会館の村上立躬理事長、慶応大学の山田辰雄名誉教授
の4氏が顧問として参加し、編集委員長は段躍中氏が務める。
編集委員会では元後楽寮生に対し、寮友との連絡の便を図るため、各自
の情報を提供して編集に協力するよう呼びかけている。「後楽寮寮友名
録」に関する詳細情報は日本僑報社のウェブサイト
(http://duan.jp/ob/w1.htm)で紹介中。問い合わせはメールアドレス
duan@duan.jpまで。(編集ID)
「人民網日本語版」2006年5月17日
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日中関係・華僑華人情報専門誌・毎週水曜日発行 編集発行:段躍中
1998年8月創刊・無断転載禁止。
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