開催中の北京国際図書博覧会で30日、2年に1度実施されている第4回中国国民読書調査の結果が発表された。調査結果によると、2005年における識字者の読書率(毎年少なくとも1冊は本を読むと答えた人が識字者全体に占める割合)は48.7%となり、調査が初めて行われた1999年の60.4%から、2001年の54.2%、2003年の51.7%、2005年には初の50%以下と、6年続けて低下した。中国新聞社が伝えた。
読書率とは反対に、近年中国人のウェブ上での読書率が急速に高まっている。1999年の3.7%から、2003年の18.3%、2005年の27.8%と、すでに1割を超す国民がウェブ上で読書する習慣をもつことが明らかになった。
読書率を低迷させる主な原因は「読書する時間がない」というものだった。
中国出版科学研究所による「中国国民読書調査」は、1999年から2年に1度実施されている。1999年、2002年、2004年と調査され、2005年末から2006年初めにかけて、第4回調査が実施された。
「人民網日本語版」2006年8月31日