在日華僑のリーダーとして著名な陳焜旺氏主編、日本華僑華人研究会編纂の中国語版『
日本華僑・留学生運動史』が、9月15日、日本僑報社より出版、10月1日より正式発行する。
日本語版『日本華僑・留学生運動史』は、2004年12月に出版され、日中両国で大いに注目され、華僑華人研究者から高い評価を得た。出版祝賀パーティーでは、中国大使館の于淑媛総領事が王毅大使の祝辞を読み上げた。祝辞の中で王毅大使は、多くの在日華僑たちが愛国の旗印を高く掲げ、困難を克服し、祖国の尊厳と自身の正当な利益を守り、中日友好を推進し、祖国建設を支援し、中華文化を発揚するなどの面において重要な貢献をなしてきたことを賞賛した。全編にわたり、愛国の情熱と報国の志に溢れた、古い時代の華僑や留学生たちの感動の運動史である。
日本語版『日本華僑・留学生運動史』の出版は、中国に帰国した元日本留学生たちの間でも大きな話題を呼んだ。本書には日本の華僑・留学生たちが困難の下でも愛国心を持ち続けて歩んだすばらしい歴史が系統的にまとめられており感服した、と彼らは言い、元留学生にとって知識となるという意義をもつだけでなく、中国国内の同胞の間に愛国心を発揚する歴史的文献ともなるので、本書の中国語版を出版してはどうかという意見が出た。中国国内外の同胞や華僑関係業務を行う各方面の参考になるし、華僑史研究の空白を埋めるだろう、また、在日華僑の重要な歴史的記録が残ることにもなる。
日本華僑華人研究会は、理事長は陳焜旺、編集委員会委員は黄文欽、蔡慶播、韓慶愈、劉俊南、陳立清、殷秋雄、江洋龍(敬称略)等8名。編集委員会は14年にわたる苦労の末、2004年に日本語版『日本華僑・留学生運動史』を日本僑報社から出版。合計50万字以上、175枚の歴史的にも貴重な写真を収めている。本書の主編は陳焜旺、副主編は陳立清、江洋龍両氏である。
中国語版の翻訳編集は北京の日本帰国華僑連誼会が行った。翻訳は王達祥、廬友絡、陳月霞、楊国光、呂招治、張如玉、林叔猛、商菊宋、曹葆盛。監修は陳弘、黄幸。編集は王英蘭、孫炳日、陳富美、郭平坦が担当した。(氏名は敬称略。筆画順。)