━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日本僑報電子週刊 第589号 2006年09月20日(水)発行
http://duan.jp 編集発行:段躍中(duan@duan.jp)
■段躍中日報 http://duan.exblog.jp/■
産経記者への公開状http://duan.jp/press/kougi.htm
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★お陰様で10周年★
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
読者の皆様、晩上好。
まず新刊情報から申し上げます。中国語版『日本華僑・留学生運動史』
が刊行されました。
在日華僑のリーダーとして著名な陳焜旺氏主編、日本華僑華人研究会編
纂の中国語版『日本華僑・留学生運動史』が、9月15日、日本僑報社より
出版された。http://duan.jp/item/C045.html
日本語版『日本華僑・留学生運動史』は、2004年12月に出版され、日中
両国で大いに注目され、華僑華人研究者から高い評価を得た。出版祝賀
パーティーでは、中国大使館の于淑媛総領事が王毅大使の祝辞を読み上
げた。祝辞の中で王毅大使は、多くの在日華僑たちが愛国の旗印を高く
掲げ、困難を克服し、祖国の尊厳と自身の正当な利益を守り、中日友好
を推進し、祖国建設を支援し、中華文化を発揚するなどの面において重
要な貢献をなしてきたことを賞賛した。全編にわたり、愛国の情熱と報
国の志に溢れた、古い時代の華僑や留学生たちの感動の運動史である。
日本語版『日本華僑・留学生運動史』の出版は、中国に帰国した元日本
留学生たちの間でも大きな話題を呼んだ。本書には日本の華僑・留学生
たちが困難の下でも愛国心を持ち続けて歩んだすばらしい歴史が系統的
にまとめられており感服した、と彼らは言い、元留学生にとって知識と
なるという意義をもつだけでなく、中国国内の同胞の間に愛国心を発揚
する歴史的文献ともなるので、本書の中国語版を出版してはどうかとい
う意見が出た。中国国内外の同胞や華僑関係業務を行う各方面の参考に
なるし、華僑史研究の空白を埋めるだろう、また、在日華僑の重要な歴
史的記録が残ることにもなる。
日本華僑華人研究会は、理事長は陳焜旺、編集委員会委員は黄文欽、蔡
慶播、韓慶愈、劉俊南、陳立清、殷秋雄、江洋龍(敬称略)等8名。編集
委員会は14年にわたる苦労の末、2004年に日本語版『日本華僑・留学生
運動史』を日本僑報社から出版。合計50万字以上、175枚の歴史的にも貴
重な写真を収めている。本書の主編は陳焜旺、副主編は陳立清、江洋龍
両氏である。
中国語版の翻訳編集は北京の日本帰国華僑連誼会が行った。翻訳は王達
祥、廬友絡、陳月霞、楊国光、呂招治、張如玉、林叔猛、商菊宋、曹葆
盛。監修は陳弘、黄幸。編集は王英蘭、孫炳日、陳富美、郭平坦が担当
した。(氏名は敬称略。筆画順。) http://duan.jp/item/C045.html
次は第二回中国人の日本語作文コンクール受賞者64名が決定した報告
です。詳細はhttp://duan.jp/jp/64.htmをクリック下さい。
受賞者の皆様、おめでとうございます。これから最優秀賞、優秀賞など
を決定致します。一週間くらいお待ち下さい。今月末には報告できると
思います。
ご覧になった受賞者の皆さん、先生方、ぜひ日中交流研究所までご連絡
下さい。duan@duan.jp 受賞者の顔写真が必要ですので、デジタルの写
真を早めに送ってください。よろしくお願い申し上げます。
なお、受賞者名簿は受付順で、敬称略です。受賞知らせは、別途メール
と書面で送り致しました、ご査収下さい。
最後に、36会に関する報道を和訳して最後に掲載しました。合わせて
ご覧下さい。多くの方々が日中作文コンクールにいろいろご支援を下さ
り、この場を借りて関係者の皆さんに深くお礼を申し上げます。
段躍中@2006.9.20夜10時11分(雲南京劇団の公演を観賞させて頂き
ました。報道ステーションのSPを聞きながら本号を編集しました)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■独家報道■
きょう迎春・慶應大学法学博士号取得者 訪日研究中
http://duan.exblog.jp/m2006-09-01#3842039
読者書評 『尊厳――半世紀を歩いた「花岡事件」』
http://duan.exblog.jp/m2006-09-01#3841792
36会第二回例会 池袋で開催
http://duan.exblog.jp/m2006-09-01#3833743
中国語作文コンクール受賞者たちの会「36会」第二回例会開催
http://duan.exblog.jp/m2006-09-01#3814779
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■日中公論■
人民日報記者黄晴さんの評論 美国縁何敲打日本(国際論壇)
http://duan.exblog.jp/m2006-09-01#3833708
人民日報記者于青さんの評論 日本淡化美国担心
http://duan.exblog.jp/m2006-09-01#3833693
環球時報特約記者の論評 日本抱着高度戒心 東南亜持有好印象
http://duan.exblog.jp/m2006-09-01#3797254
大江健三郎:"大部分日本人没有那場戦争的記憶"
http://duan.exblog.jp/m2006-09-01#3795522
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■貢献中国■
菊地圭介さん、中国人歌手を育てる 朝日新聞報道
http://duan.exblog.jp/m2006-09-01#3834089
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■日中交流■
日中民間交流 「36会」の鼓動
http://duan.exblog.jp/m2006-09-01#3818136
「両国の未来に目を向けて 中日青年交流50周年記念大会」
http://duan.exblog.jp/m2006-09-01#3803224
神戸華僑歴史博物館 「共生の時代伝えて」
http://duan.exblog.jp/m2006-09-01#3803234
「日中自動車交流協会設立大会・記念講演会」のご案内
http://duan.exblog.jp/m2006-09-01#3795455
「第22回CCFD研究会( 22nd Chinese CFD Seminar)」のご案内
http://duan.exblog.jp/m2006-09-01#3795453
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■人脈情報■
与催化剤形影不離的日本帰僑魏可金美院士
http://duan.exblog.jp/m2006-09-01#3815749
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■新刊案内■
中国語版『日本華僑・留学生運動史』 本日納品された
http://duan.exblog.jp/m2006-09-01#3806173
中文版《日本華僑・留学生運動史》出版発行
http://duan.exblog.jp/m2006-09-01#3805407
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■著者動向■
祁景えいさん 中文導報に大きく登場
http://duan.exblog.jp/m2006-09-01#3833989
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■作文比賽■
日中相互理解で中国語作文募集/交流研がコンクール
http://duan.exblog.jp/m2006-09-01#3827419
中文導報報道 “日本人中文比賽”徴稿
http://duan.exblog.jp/m2006-09-01#3806321
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■媒体登場■
中国語版『日本華僑・留学生運動史』 東方時報に
http://duan.exblog.jp/m2006-09-01#3842195
人民網日本語版報道 「日本華僑・留学生運動史」の中国語版刊行
http://duan.exblog.jp/m2006-09-01#3843388
最新刊の中国語版『日本華僑・留学生運動史』 人民網に
http://duan.exblog.jp/m2006-09-01#3842081
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■業務日記■
池袋で撮った9.18の夕陽
http://duan.exblog.jp/m2006-09-01#3834095
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日中民間交流 「36会」の鼓動
【共同通信社8月23日10時26分電】(記者 王征)
※共同通信社ホームページ(中国語版)
http://china.kyodo.co.jp/modules/fsStory/index.php?sel_lang=schinese&storyid=32303
退職後の英語教師、博士課程の大学院生、京劇公演会社の職員、中国
から帰国したばかりの日本語教師・・・見たところ何のつながりもない
日本人が先日、東京池袋で「36会」を立ち上げた。今後、「36会」で
は毎月第三土曜日の午後3時から6時まで民間の日中友好交流活動を推
進していくこととなった。
これらの一見何のつながりのない人たちは、実は第1回日本人による
中国語作文コンクールの受賞者たちだったのだ。2005年、日本僑報社・
日中交流研究所は第1回日本人による作文コンクールを主催し、日本全
国及び海外から合計243篇の作文作品を集めたのである。そのなかの36
名の作文が、学生の部、社会人の部の各賞を受賞した。「36会」の名
称はこれにより名づけられた。
主催する日中交流研究所所長の段躍中氏は、「中国語作文コンクール
を開催したのは、このような活動が、日本人の中国語学習の助けになり、
中日両国の民間相互理解が促進することになると思ったからです。この
民間による草の根の交流を、作文コンクールの終了をもって終わりにさ
せたくなかったのです」と語った。
京劇公演会社に勤務する福井官奈さんは、「この日中友好への思いが
いつまでも続くことを願っているし、そしてこの思いを受け入れてくれ
る場所となることを願っている」と語った。
大東文化大学大学院博士課程院生である興津正信氏は、中国での調査
・研究から帰国したばかりで、すぐに周囲の人たちに見聞したことを紹
介し、「普通の日本人が見落としがちな中国を、さらに多くの人たちに
紹介したい」と語った。
高校の英語科教師を退職された安藤鐘一郎氏は、「小泉(首相)が、
政権を取って以来A級戦犯が祀られている靖国神社を毎年参拝したこと
によって、日中関係は冷え切ってしまった。しかしその反面、小泉首相
の言動が多くの日本人に歴史や第2次大戦について考えさせる良い機会
ともなった。私たちはこの最後の機会をしっかり捉えるべきだ」と語っ
た。
36名の受賞作文を収録した作品集『我們永遠是朋友』は、日本僑報社
より日本語・中国語の対訳本として既刊されている。「36会」は今後、
日中両国の有識者を招いて交流するとともに、両国の交流に有益な出版
物などを翻訳して出版する予定である。第2回日本人による中国語作文
コンクールの募集もすでに幕が切って落とされ、さらにまた新たな36名
の受賞者が現れることとなる・・・。中国語作文コンクールから始まった
日中民間交流は今や着々と進行中である。
段躍中氏は、「第2回中国語作文コンクールは10月末まで延期しました。
さらに多くの方々が“36会”の活動に参入されることを願っておりま
す」と語っている。第二回日本人による中国語作文コンクールの詳細に
ついては、http://duan.jp/cn/index.html を参照。
問合せ先:03-5956-2808(日本語訳:坂本正次氏・興津正信氏)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
人民網日本語版2006年5月17日報道
東京の中国人宿舎「後楽寮」 元寮生らの記録出版へ
中国関連書籍の出版などを手がける日本の出版社、日本僑報社はこのほ
ど、財団法人日中友好会館(村上立躬理事長)の委託を受け、同会館の
経営する中国人留学生宿舎「後楽寮」の元寮生に関する資料集の編集・
出版に着手した。中国新聞社のウェブサイト「中新網」が伝えた。同社
の段躍中総編集長が北京で11日、取材に応えて同資料集について説明し
た。
後楽寮は1985年、東京都文京区に建設され、中国人留学生・研究員の専
用宿舎として利用されている。これまでの20年に3千人以上を受け入れ
た。寮生らは大部分が後に中国へ帰国、それぞれの分野で成果を上げ、
日中友好の中核を担っている。
日中友好会館はこのほど、後楽寮設立20周年と日中国交正常化35周年を
記念して、同寮を巣立った元寮生の記録「後楽寮寮友名録」を出版する
ことを決定。元寮生の資料収集、調査、整理など、編集・出版に関する
作業を日本僑報社に依頼した。
出版計画は、在日本中国大使館など関係機関の強いサポートを受けてい
る。在日本中国大使館の李東翔公使参事官、日本の谷野作太郎・元駐中
国大使、日中友好会館の村上立躬理事長、慶応大学の山田辰雄名誉教授
の4氏が顧問として参加し、編集委員長は段躍中氏が務める。
編集委員会では元後楽寮生に対し、寮友との連絡の便を図るため、各自
の情報を提供して編集に協力するよう呼びかけている。「後楽寮寮友名
録」に関する詳細情報は日本僑報社のウェブサイト
(http://duan.jp/ob/w1.htm)で紹介中。問い合わせはメールアドレス
duan@duan.jpまで。(編集ID)
「人民網日本語版」2006年5月17日
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
日中関係・華僑華人情報専門誌・毎週水曜日発行 編集発行:段躍中
1998年8月創刊・無断転載禁止。
著作権は日本僑報社またはその情報提供者に帰属します。
情報のご提供と問い合わせはduan@duan.jpへどうぞ
●中国研究書店e-shop→http://duan.jp●
郵便振替口座番号 00140-3-583886 日本僑報社
△登録・解除http://www.mag2.com/m/0000005117.htm△
■段躍中日報 http://duan.exblog.jp/■
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━