社団法人
日中友好協会機関紙
「日本と中国」10月5日号に登場させて頂きました。この場を借りて関係者の皆さんに深くお礼を申し上げます。

「在日中国人の役割は日中両国の橋渡し」
日本人と中国人の作文コンクールを主宰
段躍中さん 日本僑報社編集長 日中交流研究所長
4ページの手作りで始まった情報誌『日本僑報』がことし8月、10周年を迎え、16ページに成長した。
マイナス面の報道が目立つ在日中国人の姿を正確に日本社会に発信する必要性を感じての創刊。「怖い存在だった坂中英徳・前東京入国管理局長が在日外国人の素晴らしさを認めて、僑報社から本も出版しました。10年間の大きな成果です」
「在日中国人の役割は日中両国の橋渡し」が自論。「彼らを応援してパワーを結集していくことが重要です」
今、力を入れているのは日本人と中国人の作文コンクール。2005年1月、日中交流研究所を設立、12年間日本語作文コンクールを続けてきた大森和夫さんの事業を引き継いだ。ことしは日本人の応募が少なく、締切りを10月末に延長。
「中国の応募学校数は23校も増えています。来年には日中の受賞者を招き、東京でフォーラムを開きたい」
本を500冊出すこと、中国の大学で若者に自分の見た日本の姿を伝えることが当面の目標。
奥さんの張景子さんと二人三脚で歩んできた。「子供2人を育てることを含め、彼女の支えがなければできなかったと思いますね」
※略歴 1958年、中国湖南省生まれ。中国青年報記者を経て91年来日。新潟大学大学院博士課程修了。96年情報誌「日本僑報」を創刊、99年、日本僑報社を設立し、これまでに約140冊の書籍を出版。『日本の中国語メディア研究』、など著書多数。」