昨日、武漢雑技団日本公演の最終日に、息子を連れて素晴らしい演目を観賞してきた。いままで国内で見た雑技とは違う感動を受けて、本当に感心させられた。一個一個の雑技が「英雄列伝」をテーマに絞られて、本来バラバラの演技が音楽の力により、全体感・流れがとてもまとめられた感じをした。最初から最後まで感動・感心させる技に包まれて、大変満足に時間だった。帰宅後、ホームページでいろいろ調べ見たところ、演出家の厳慶谷さんが留日組だったことも分かり、とても嬉しかった。ここで厳さんのプロフィルを転載させて頂き、留日組の情報として皆さんに紹介する。
国家一級俳優。1989年、上海戯曲学校卒業。在学中に初来日して演じた「三岔口」の劉利華役を演じた。1990年にサントリーのウーロン茶のCMに抜擢され、その若々しい演技が好印象を与えた。その後、このCMのシリーズは「記念写真編」「新婚旅行編」「餃子編」と1994年まで続いた。2001~02年に神戸学院大学大学院に、日本の古典芸能を研究する目的で留学。狂言を茂山正邦師に師事する。留学中に「厳慶谷・茂山正邦 京劇と狂言の夕べ」で、狂言「空腕」を上演した。また、茂山千五郎家「唐相撲」の公演に出演し、千五郎師に高い評価を受けた。同年、北方謙三氏の「水滸伝」を原作として上演されたダンスアクト「スターダスト in 上海」に出演し、劇中劇「野猪林」で林冲を演じるほか、京劇の振り付けなどを担当する。2006年、上海京劇院日本公演「楊家女将」で演出を手掛ける。
最後に、チケットを恵贈下さった36会会員の福井さんに心から御礼を申し上げます。
参考資料