江守会頭に浙江省名誉省民 「日中友好交流 貢献に喜び」 (●1月30日午前10時15分)
「栄誉公民」の称号を贈られ、返礼の記念品を鐘山副省長(右)に手渡す江守会頭=29日夜、浙江省政府 中国浙江省から県商工会議所連合会の江守幹男会頭(77)に対して贈られる「栄誉公民」(名誉省民)の授章式が二十九日、杭州市の同省政府で行われた。江守会頭は「地方都市の友好交流がビジネスにつながり、相互の発展に貢献しえたのは大きな喜び」と謝辞を述べ、今後の交流継続、拡大を誓った。
式典には、中国側から鐘山・副省長や県・浙江省経済交流促進機構の周毅事務局長らが出席、本県からは須藤治県産業労働部長らが同席した。
両省県の地域レベルの友好交流に心を砕き、産業交流や友好交流の発展に貢献をした―とする批准書が読み上げられた後、副省長から証書が手渡された。
答礼のスピーチで江守会頭は「これまで浙江省とかかわってきた福井県の企業をはじめ、経済界全体でいただいた称号だと思っている」と強調。一九九四年に同促進機構を設けて民間レベルの交流を進め、現在福井の進出企業は十四社、十七拠点になっていることや、日華化学がいち早く現地企業との合弁会社を設立して本県企業の進出の先駆けとなったなどに触れた上で「交流をより強固にし、次の世代につなげたい」と述べた。
出典
福井新聞社