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日本僑報電子週刊 第618号 2007年2月28日(水)発行
http://duan.jp 編集発行:段躍中(duan@duan.jp)
■段躍中日報 http://duan.exblog.jp/■
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●青木茂著『偽満州国に日本侵略の跡を訪ねる』刊行特集●
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◆目次◆
【内容紹介】日本の侵略の実態を現地で学ぶ
【まえがき】中国などアジアの人々から信頼されない日本人
【本書の目次】
【著者紹介】
【書誌データと注文先】http://duan.jp/item/044.html
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【内容紹介】日本の侵略の実態を現地で学ぶ
日本の侵略の実態を知るには、侵略の現場を訪ね現地で学ぶことも大切
です。そういう思いで、二〇〇〇年から二〇〇五年の間に五回私は訪中
し、中国東北部「偽満州国」に残る日本の侵略の跡を訪ねました。その
訪中の記録をまとめたのが本書です。
その五回の訪中で、侵略の残酷さを極限まで凝縮して示すと思われる万
人坑(人捨て場)も六カ所訪ねました。そのうち一カ所は日本軍が直接
関わったものですが、他の五カ所では日本軍は直接には関与していませ
ん。それらは、日本の「民間企業」が、炭鉱での石炭採掘やダム建設工
事などの「通常の企業活動」の中で、強制的に徴用した中国人を日常的
に使い殺し続け、殺した中国人を捨てたところが万人坑になったもので
す。
吉林省の遼源炭鉱では、採炭作業の強制労働で八万人以上が殺されて近
辺に捨てられ、山全体が万人坑にされており、完全な姿の遺骨が累々と
並ぶ現場には言葉を失います。
中国人を膨大に殺したのは日本軍だけではないのです。資本家・企業家
は、中国の資源を略奪し巨利をむさぼるため、日常の企業運営の中で道
具以下の扱いで消耗品として中国人を使い殺し続けたのです。万人坑の
実態を知ると、日本の中国侵略の実像が見えてきます。暴虐な日本軍も、
しょせんは資本家の「用心棒」にすぎないのではないか・・・。
http://duan.jp/item/044.html
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