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日本僑報電子週刊 第632号 2007年4月11日(水)発行
http://duan.jp 編集発行:段躍中(duan@duan.jp)
■段躍中日報 http://duan.exblog.jp/■
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●宮本大使主催「日本留学経験者 懇親レセプション」特集●
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読者の皆様、今日は。
今号では、去る3月31日に、北京の日本国大使館宮本雄二大使公邸で
開催された「日本留学経験者 懇親レセプション」の特集をお届けした
いと存じます。
第二回「日本人の中国語作文コンクール」表彰式(その節は、あたた
かくご支援を賜り、ありがとうございました)の後、成田空港へ直行し、
北京行きの最終便に飛び乗りました。ご招待をいただいた北京の日本国
大使館による「中国留学生の集い」に出席するためです。
詳しくは、下記にてご紹介申し上げますが、ここで在中国日本国大使
・宮本雄二大使に心から感謝の気持ちを表したいと思います。ご招待下
さり、ありがとうございました。そして、このたびの集いは、全国規模
で開催されました。各地で活躍する多くの元留学生が招待を受け、地方
から出席された方も多くいらっしゃいました。このような機会は、得難
いものだと思います。
元留学生同士のきずなが切れることなく、また新たにきずなを結ぶこ
とができます。そして何より、日本の皆様に元留学生達の活躍をご報告
することができます。
今、中国に帰国した留学生は日本で学んだことを生かして活躍してい
ますが、私は私の職務として、彼らの活動を「日中両国の宝物」として、
今後世界に発信していきたいと考えております。
在中国日本国大使・宮本雄二大使には、改めてお礼を申し上げると同
時に、今後もこのような活動を続けてくださいますようお願い申し上げ
ます。
段躍中@2007.4.11午後4時10分・温家宝首相の専機がまもなく羽田空
港到着されるとき。
(ブログ「段躍中日報」でも、写真入りの記事で随時報告いたします。
ご高覧下さい。
第一弾として、懇親レセプションhttp://duan.exblog.jp/5123451/の様
子を掲載いたしました。)
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目次
■前書き
■「日本留学経験者 懇親レセプション」
■日本留学経験者達の活躍
■後楽寮調査
■後楽寮調査票
■懇談会
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■「日本留学経験者 懇親レセプション」
日時:平成19年(2007年)3月31日(土)12:00~14:00
会場:日本国大使公邸
「日本留学経験者 懇親レセプション」は、上記の日程で行われた。
約250名の元留学生が招待された。
会場に12時前に入ると、宮本雄二大使が迎えてくれた。着物を着た
とても綺麗な奥様と並ばれ、笑顔で歓迎してくださった様子は、これか
らはじまるレセプションのあたたかい雰囲気を感じさせるものであった。
レセプションは、大使のご挨拶からスタートした。鶴の絵を飾った壇
上で、大使は、レセプションをはじめることになったきっかけ、経緯、
留学生に対する期待を説明してくださった上、次のように述べられた。
「何かやるときは、ぜひ、声をかけてください。もし、反応がなかっ
たとしたら、それはそのことをやりたくないのではなく、大使館の人
手不足のせいで気づいていないだけです。そのときは、日本の外務省に
連絡していただき、もっと北京大使館のスタッフの数を増やすように言
っていただけますと助かります。」
会場からは大きな笑い声がわきおこり、ユーモアにあふれた宮本大使
の人柄に笑みがこぼれると同時に、私たち留学生に寄せられた期待と機
会をくださろうという姿に、身が引き締まる思いがした。
大使の挨拶の後、次々とスピーチが行われた。懐かしい顔、初めて見
る顔。誰もが生き生きとした口調で、日本留学の思い出や失敗談、近況、
今後の日中交流に望むもの等を語っていた。
引き続いて、会食をしながらの懇親会へとなった。和気藹々とした雰
囲気で、久しぶりに顔を合わせる人とは近況を語り合うのに忙しく、初
めて会う人も日本で学び、時には苦労したという共通の体験があるため、
話題に困ることはなかった。元留学生同士のきずながむすばれたいく確
かな手応えがあった。
宮本大使のまわりには、大きな人垣ができ、近況や思いを伝える人々
でいっぱいであった。人の切れ目を待ち(たいへんであったが!)、私
も弊社の新刊である劉徳有先生『わが人生の日本語』と第二回日本人の
中国語作文コンクール受賞作品集『女児陪我去留学』を持ち、微力では
あるが今後も日中友好に貢献していきたいという思いを申し上げさせて
いただいた。http://duan.jp/link/20070331.htm
その後、元留学生による歌とピアノの披露があり、会場はさらに和や
かな雰囲気に包まれた。
本稿の最後に、会食について触れたい。会食には、日本料理が提供さ
れた。立食形式で、刺身、蕎麦にはじまり、どら焼き、お団子、草餅に
至るまで、「本場の」味に舌鼓を打ち、堪能し、留学時代を思い起こし
た元留学生も多かったと思われる。
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■日本留学経験者達の活躍
少しだが、会場でお会いした日本留学経験者達の活躍を報告したい。
今回の出席者から、言語のみならず日本留学の経験を生かして、頑張っ
ていることを口々に聞いた。また、転職などで現在の職種と日本留学が
直接結びついていない方もいたが、日本留学をしたことによって人生の
根幹に関わる基盤に影響があったとのことであった。
今後、弊社及び日中交流研究所においても、日中友好のためのささや
かな貢献として、日本留学経験者達の活躍に着目し、日本の皆様にお知
らせできるよう報道を強化していきたいと考えている。
今回の「日本留学経験者 懇親レセプション」に招待された主な帰国
留学生の団体責任者は、以下の通り。
于隷群 副会長 欧米同学会・留学人員聯誼会 留日分会(北京)
張新宇 秘書長 同上
李建保 主任 留日学人活動站(北京)
李賛東 副主任 同上
王昌恩 主任 同上
劉書瀚 会長 天津留学人員聯誼会留日分会
姜 沂 秘書長 同上
顧 辛 秘書長 上海欧米同学会日本留学生分会
陳忠敏 主任 重慶市元日本留学生同窓会
洪 海 理事 黒竜江省欧米同窓会
劉 軍 副会長 吉林省留日学人専業委員会
劉立善 副秘書長 遼寧省留日同学会
高守義 副秘書長 大連市中日友好学友会
陳安麗 秘書長 青島留日同学会
程潤文 秘書長 華中科技大学留日帰国人員聯誼会(武漢)
李小北 会長 中国四川日本校友会
莫少民 会長 広州留東同学会
楊宙飛 秘書長 広西留学人員聯誼会留日分会
そのほかに、副大臣クラスの幹部になった元留学生が少なくとも3人い
ることを確認しました(会場では2人と写真を撮りました)。日本の参
議院議員相当の中国政治協商会議全国委員になった元留学生も少なくと
も3人いることが分かりました。
これらの元留学生に関する報告は別途いたします。ご留意下さい。
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■後楽寮生調査
レセプションが終わった後、各地の留学生のリーダーが後楽寮調査に
関心を示してくれました。「日中両国の宝物」である元留学生達の活動
を後世に残すためにも、ご協力いただけましたら幸いです。ご記入いた
だいた項目は、「非公開扱い」ですので、どうぞよろしくお願い申し上
げます。
下記に、後楽寮調査のご案内と調査票を掲載いたしますので、ご高覧
いただけますようお願い申し上げます。
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■後楽寮調査のご案内
ご関心を示してくださった、「後楽寮調査」の趣旨説明http://duan.jp/ob/houdou.htm
を申し上げます。人民網日本語版報道の再掲です。この記事の下に、調
査票も掲載いたします。メール等でduan@duan.jpまでお送りいただけま
すと幸いです。よろしくお願い申し上げます。
「後楽寮調査」専用頁http://duan.jp/ob/index.htmもございます。記
入しやすい調査票(ワード・エクセル版)もご用意いたしておりますの
で、ご利用ください。
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東京の中国人宿舎「後楽寮」 元寮生らの記録出版へ
中国関連書籍の出版などを手がける日本の出版社、日本僑報社はこのほ
ど、財団法人日中友好会館(村上立躬理事長)の委託を受け、同会館の
経営する中国人留学生宿舎「後楽寮」の元寮生に関する資料集の編集・
出版に着手した。中国新聞社のウェブサイト「中新網」が伝えた。同社
の段躍中総編集長が北京で11日、取材に応えて同資料集について説明し
た。
後楽寮は1985年、東京都文京区に建設され、中国人留学生・研究員の専
用宿舎として利用されている。これまでの20年に3千人以上を受け入れた。
寮生らは大部分が後に中国へ帰国、それぞれの分野で成果を上げ、日中
友好の中核を担っている。
日中友好会館はこのほど、後楽寮設立20周年と日中国交正常化35周年を
記念して、同寮を巣立った元寮生の記録「後楽寮寮友名録」を出版する
ことを決定。元寮生の資料収集、調査、整理など、編集・出版に関する
作業を日本僑報社に依頼した。
出版計画は、在日本中国大使館など関係機関の強いサポートを受けてい
る。在日本中国大使館の李東翔公使参事官、日本の谷野作太郎・元駐中
国大使、日中友好会館の村上立躬理事長、慶応大学の山田辰雄名誉教授
の4氏が顧問として参加し、編集委員長は段躍中氏が務める。
編集委員会では元後楽寮生に対し、寮友との連絡の便を図るため、各自
の情報を提供して編集に協力するよう呼びかけている。「後楽寮寮友名
録」に関する詳細情報は日本僑報社のウェブサイト(http://duan.jp/ob/w1.htm)
で紹介中。問い合わせはメールアドレスduan@duan.jpまで。(編集ID)
「人民網日本語版」2006年5月17日
http://duan.jp/ob/houdou.htm
「後楽寮調査」専用頁
http://duan.jp/ob/index.htm
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■後楽寮調査票
《後楽寮生名簿》調査表
下記の項目について、ご回答ください。回答返却方法については、下記をご参照ください。
なおその際、写真(画像データでしたら尚可)がございましたら、ぜひご同送ください。
回答返却方法
(1)データをメールに添付して送信(送信先:duan@duan.jp)
(2)本状を印刷してFAX送信(送信先:03-5956-2809)
(3)本状を印刷して郵送(送付先:東京都豊島区西池袋3-17-15 日本僑報社)
(4)非公開扱いですので、できるだけお答えいただけますと幸いです。
1.基本情報
1.氏名/性別男・女
2.ひらがなとピンイン
3.出生年月
2.勤務先と連絡先
1.勤務先と役職
2.連絡先住所
3.電話/FAX
4.メールアドレス
3.来日と入寮
1.来日年月
2.来日時身分
3.後楽寮入寮年月
4.後楽寮退寮年月
4.留学先と帰国年月日
1.最初の留学先と留学身分
2.留学開始年月~帰国年月
3.留学時の専攻と指導教授
4.最終留学先と学位
5.その他
1.受賞暦など記入したいこと
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■日本僑報社主催の懇談会
二次会として、「中日青年交流中心(センター)」にて、引き続き懇
談会がおこなった。17名ほどが1つのテーブルを囲み、話が尽きなかった。
今後の日中友好についても、話題にのぼった。私たち元留学生一人一人
ができることもあるのではないか。今後にご期待いただきたい。
この懇親会の席では、『日本僑報』も手に取っていただいた。元留学生
である私が、日本において、コンクールや日中関係の書籍出版、メールマ
ガジン等の活動を行っていることを喜んでもらえたことは、今後の活動に
向けて心が勇み立った。
特にこれから編集・出版予定の博士名簿などについて、皆さんと意見交
換をしたところ、大きな賛同を得た。帰国留学生たちの活躍を日中両国語
で出版することも大筋で合意したことを合わせて報告したい。
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日中関係・華僑華人情報専門誌・毎週水曜日発行 編集発行:段躍中
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