15日午後3時過ぎから、福岡市内で宮本駐中国大使の講演会が開かれました。ライオンズクラブという社会団体の年次総会の一部として講演会が開かれたのです。
宮本大使は福岡市に近接する太宰府市出身と前置きしながら温総理の来日について、積極的評価をした話をされました。
宮本大使は、温総理の滞在中はずっと随行していたそうです。こんなエピソードを話しました。
温総理は、経済界との会合で、つぎの話をされたそうです。
「私は天津の南開中学に在学中、時計を持っていなかった。朝早く家をでて、中学へ行き、夜遅く他の人が帰ったあとに帰宅していた。勉強は、専門が半分、他の教養科目等が半分でした」と。
中国の建国当時は、ほとんどの学生は時計を持たなかったのだと思います。時計が無くても勉強に励んでいた温総理の若い時代の姿が目に浮かぶいい話だと思います。
ちなみに日本でも敗戦後は学生で時計を持っている人はいませんでした。家に柱時計が一つある位でした。
温総理の国会演説についても、温総理は自ら手を入れて完成されたそうです。これも宮本大使が話されました。温総理は文学面でも素晴らしい才能を有しておられると思います。