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日本僑報電子週刊 第638号 2007年4月25日(水)発行
http://duan.jp 編集発行:段躍中(duan@duan.jp)
■段躍中日報 http://duan.exblog.jp/■
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読者の皆様、晩上好。
池袋では雨模様が続いていますが、皆様のところではいかがですか。
ご支援をいただいております第三回「日本人の中国語作文コンクール」
http://duan.jp/cn/index.htmですが、募集は既にはじまったとお伝えいたしました。「寄語奥運・寄語中国」をキーワードに、①「2008年 北京オリンピックへのメッセージ」②「中国の環境保護における日中協力について」がテーマです、と。
さっそく、作文をお送り下さった方がいらっしゃいました。とてもうれしいのですが、困った問題が出てまいりました。紛失の問題です。例年、皆様からご応募いただきました作文は、丁重に保管して一次審査・最終審査を行っていたのですが、こんなにも早くお送りいただけると思わず、喜びながら驚いています。
そこで、万が一の紛失に備え(紛失することはありえませんが、念には念を入れ)改めて受け付け開始日を設け、受け付けは7月1日から9月29日の締め切り(募集要項http://duan.jp/cn/2007.htm)まで、としてもよろしいでしょうか。よろしくお願い申し上げます。7月にもう一度ご案内させていただきますので、それまで作文案をあたためておいていただければ、幸いです。
それにいたしましても、このような問題が出てくるのは、ひとえに皆様のあたたかい応援のお陰です。引き続き、ご支援賜りますようお願い申し上げます。
次に、小社の書籍が、2週連続で「中国関係書籍ベストセラー」になったというニュース
http://duan.exblog.jp/5231575/をお伝えいたします。『週刊 チャイニーズドラゴン』(八重洲ブックセンター本店調べ)によりますと、
*4月1日~7日・第9位 王文亮著『21世紀に向ける中国の社会保障』
http://duan.jp/item/21.html *
*4月8日~14日・第8位 李大同著『「氷点」停刊の舞台裏―問われる中国の言論の自由―』http://duan.jp/item/037.html*
『21世紀に向ける中国の社会保障』は、刊行してから数年が経っています。しかも、本の意義はさておき、いわゆる売れ行きがよろしくない「学術書」でありますが、中国の社会保障制度に関する初の和書であり、政府条例等を取り入れ鋭い分析を行っていることが評価されているように思われます。『「氷点」停刊の舞台裏―問われる中国の言論の自由―』は、世界中のメディアに大きなニュースとして取り上げられた「氷点」事件を世界に先駆けて日本のみで刊行し、しかも渦中の編集長であった李大同氏の手による著作であった点が好評をいただいているのでしょうか。
最後に、ある疑問点を書かせてください。ブログ「段躍中日報」http://duan.exblog.jp/5206323/でご覧下さった方もいらっしゃると思いますが、先週の金曜日に国際交流基金から「通知」をいただきました。それに関して疑問点がわいてきたのです。
実は、こちらの基金に応募するのは2回目です。1回目は平成18年度海外日本語教育支援NGO助成事業への申請、2回目も同じく平成19年度の同事業への申請です。1回目は審査までの時間がないから、という理由でした。2回目は万全の準備をして、申請させていただいたのですが、紙1枚に「外部有識者による審査委員会において事業内容を慎重に検討いたしました結果、遺憾ながら貴殿のご要請にお応えできない結果となりました。」と通知をいただきました。
私は、次の3つの疑問点について、国際交流基金に対して声を大にしてお伺いしたい気持ちでいっぱいです。
1.「外部有識者による審査委員会」とは、どのような構成員で組織されていらっしゃるのですか。明らかにされる必要はないのでしょうか。
2.日中交流研究所は、小さな研究所です。そのため至らない点も多く、ご指摘頂けましたら、今後にむけて努力したいと思います。どのような点が相応しくなかったのでしょうか。紙1枚ではなく、理由を明確にお教え下さい。
3.11月に申請を行い、現在まで審議がかかった理由はなぜですか。
友好の芽をつぶさないでください。日中交流研究所だけでなく、国際交流の一助となることを願って日々頑張る小さな組織は、たくさんあることと思います。そういった組織に、上記の申請を却下された理由等をお教えいただき、成長する機会を与えていただきたいと思います。
段躍中@2007.4.25夜7時半(小さな出版社・研究所ではありますが、日中友好に貢献することを望んでいます!)