日時:2007年5月19日(土)14:00〜16:00
場所:上智大学2号館14階1415-c(教育学科会議室)*下記案内をご参照下さい。
講演者:符順和氏(元横浜山手中華学校教諭、塾「寺子屋」主宰)
講演題目:中華学校をとりまく教育事情
講演梗概:
中華学校は、在日外国人学校としてその歴史と伝統を守って教育活動を行なってきましたが、今日では、華僑・華人社会の変化、ならびに、日本人子弟の入学者の増加など新たな局面もみられます。他方、日本社会においてニューカマーとよばれる外国人労働者の子弟の教育問題がクローズアップされるなかで、あらためて、在日外国人学校としての位置づけが注目を集めています。そうした中華学校の移り変わりと今日の現状と課題を、現場の第一線で長く教育実践に携わってこられ、現在も、横浜中華街で地域の子どもたちのための塾「寺子屋」を主宰しておられる符順和先生にお話いただきます。
符順和氏のプロフィール:
1962年神奈川県立横浜緑ヶ丘高校卒業後、横浜市内の精神薄弱児施設、 財団法人白根学園に就職、2年目に保母試験を受け資格を取得し、3年間保母として勤務された後、母校横浜山手中華学校幼稚部教諭として招聘され、1977年からは同校小学部で教鞭をとられました。1980年4月から2年半、中国広東省広州の曁南大学に留学され、帰国後は再び中華学校小学部で教壇に立ち、2004年に退職されるまで35年余りにわたり学校と共に歩んでこられました。現在は、横浜中華街で塾「寺子屋」を開き、中華学校に通う子どもたちの家庭学習や日本の小学校に通う新華僑の子どもたちの日本語の指導に当たっておられます。また塾での学習指導のかたわら、これまで長年にわたり取り組んでこられた華僑史研究にも力を注いでおられます。
参加方法:5月13日(日)までに、お手数ですが上智大学教育学科・杉村美紀までメール (miki-s@sophia.ac.jp)でご連絡ください。なお、講演終了後、希望される方には軽食をご用意させていただき、懇親会の機会を持ちたいと思っております。懇親会参加費は1200円です。参加ご希望の方は申し込み時にお申し出ください。
会場案内:
〒102-8554 東京都千代田区紀尾井町7-1
JR線・地下鉄南北線・丸ノ内線 四ッ谷駅下車 徒歩5分
上智大学2号館14階1415-C(教育学科会議室)
*2号館の位置は以下のサイトからご確認いただけます。四ッ谷駅を降りて大きな新宿通りの向こう側にあるイグナチオ教会を探していただきますと、すぐ後ろに見える17階建ての一番大きな白い建物です。エレベーターで14階をおりますと、掲示板がございます。
http://www.sophia.ac.jp/J/sogo.nsf/Content/campusmap_yotsuya