コニカミノルタプラザは、日中国交回復35周年に当たり、2007「日中文化・スポーツ交流年」認定行事の 一環として中国貴州省の協力により特別企画展『悠久への視線 ~中国貴州』(写真家:陳 衛中氏) を開催いたします。
コニカミノルタプラザ特別企画展 日中国交正常化35周年記念
日中友好写真展『悠久への視線 ~中国貴州』
<弊社開催主旨>
コニカミノルタプラザは、日中国交正常化35周年に当たる今年、貴州省が推薦し、2007 「日中文化・スポーツ交流年」行事として認定された日中友好写真展『悠久への視線 ~中国貴州』を開催致します。中国貴州省の生活、文化を写真展を通じて紹介するとともに民族衣装、工芸品等を展示することで日中の文化交流友好の一助になればと思います。
<内容構成>
中国在住の写真家・陳衛中氏は、上海を基点にコマーシャル撮影中心に活躍し、世界各国の企業広告写真などの制作に携わる一方、世界30ヶ国以上で風景撮影旅行を敢行するなど、スケールの大きな撮影活動を行っています。中国のトップコマーシャルカメラマン10傑、中国撮影協会全国代表に選出されるなど、文字通り中国を代表する現代写真家の一人です。
この陳氏が中国西南部に位置し、個性豊かな少数民族たちが独自の伝統文化を守りながら暮らす貴州省の人々、文化をドキュメンタリーとして独自の視点で撮影しました。陳氏の視線は、同胞としての愛情に満ちた鋭い観察眼であり、そこだけ時間が止まったような民族風情、悠久の自然、棚田等、作品を鑑賞された方を惹き付けてやまないことでしょう。
<作者コメント>
22年前、私ははじめて貴州省西南高原へ撮影旅行に訪れ、19歳のミャオ族の少年に出会い、人も住まない山々を案内された。重い撮影機材を背負い、きれいな渓流に沿って山を登り、海抜2,572mの梵浄山頂に立った途端、土砂降りの雨となった。
私たちは、寒さで全身が震える中、山頂にある巨大な岩陰で雨が止むのを待った。雨が止むと同時に雲の間から夕日が顔を出した。すると目の前に大自然の神秘的な景色が広がり、私の小さな影が夕日に投射され、長く続く青山に溶け込んであたかも「仏の光」を見たような錯覚を覚えた。この一瞬が私と貴州省の縁を結ぶこととなり、その後、十数回、足を運び撮影を続けた。
山、谷、森、川、湖、鍾乳洞等、貴州省はあらゆる自然が原生態のまま残り、そこだけ時間が止まったようだ。その中に漢民族、ミャオ族、トン族、プイ族、トゥ族、イ族、ペー族等、17の民族が昔から争うことなく共存し、恵まれた自然の中で生きている。
私は、訪れるたびにそんな場面に感動しながらシャッターを切り、貴州省の暖かい人々、香り高い地酒に酔い、この地に惹かれていく。
作者略歴 : 陳衛中(CHEN WEI ZHONG)
1977年: プロカメラマンとして活動をスタート
1986年: 写真集「芸術人体百体」出版
1987年: 写真展「陳衛中芸術撮影展」開催(上海)
1991年: 上海大衆自動車工業製「サンタナ車」の撮影作品がアメリカ「CREATIVITY」賞を受賞
2001年: 中国トップコマーシャルカメラマン10人に選出される
2002年: 写真集「第三極」出版 第六回国際撮影展「第三極」陳衛中撮影展を開催(上海)
2003年: 中国撮影協会全国代表に選出される
2004年: 写真集「磚魂」を出版、中国上海トップコマーシャルカメラマン10人に選出される
2005年: コニカミノルタプラザにて「第三極-中国西部印象」写真展開催
写真集「上海浦東」出版、カナダトロントにて「上海浦東」写真展開催
2005年7月~2006年4月: 中国貴州省の撮影
2006年: 中国第一回文芸「金爵賞」受賞
展示作品 : カラープリント 全倍~大型サイズ 約100点
特別展示 : ミャオ族民族衣装、工芸品等(予定)
<運営体制>
主催 : コニカミノルタプラザ
後援 : 外務省、中華人民共和国大使館、中国貴州省人民政府
協力 : 中国貴州省観光局、コメット株式会社、マミヤ・デジタル・イメージング株式会社
会 期2007年8月15日(水)~2007年8月31日(金)
会 場コニカミノルタプラザ・ギャラリーB&C
所在地〒160-0022 東京都新宿区新宿3-26-11 新宿高野ビル4階
JR新宿駅東口、地下鉄丸の内線「新宿駅」A7出口から徒歩1分(フルーツの新宿高野4F)
開館時間10:30-19:00(最終日のみ15:00まで)
休館日会期中無休
入場料無料
問合先担当:浜田・荒井(TEL03-3225-5001)
http://konicaminolta.jp/plaza/