この本を制作するために、北京にある各省の北京駐在事務所を探し回って、知ったことは「中国の地方について何も知らなかった」ということでした。
また、各省人民政府は、財テクの一環として、北京駐在事務所を活用している、という事実も、驚愕させられます。
北京は今、来年8月8日に開催されるオリンピックのために、大変貌を遂げようとしています。各省の北京事務所も旧事務所の他に、幹線道路近くに新大厦を増設中です。ということは、いつ餐亭も移動するか、誰にも予測できません。
迷子になったときには、必ず「114」に電話をして、電話番号を聞き出すこと。そして、聞き出した番号に電話をかけて「どう行けば良いか」を尋ねます。(概ね、番号の下4桁はぞろ目が並んでいることが多い)これでOKかと思ったら、あなたは、まだ甘い甘い。
コックさんも、なまじ腕が良いと、すぐに引き抜かれるとのこと。だから、今までの評価が落ちていても、それは致し方ないことだと認識なさってください。運不運次第なのです。
本書は、地方独特の味にこだわって、各省人民政府北京駐在事務所付属餐亭を食べ歩くための、資料です。お断りしましたように、偏食なものですから。新味は、この本を手がかりにして、どうぞご自分でお探し下さい。また、最上級の菜を食べ歩いて比較されることも、一興でしょう。
菜の名前など、誤記が点在しておりましたら、魯魚の誤り、とご容赦、ご教授くださいませ。
我が酔狂のために、ご協力くださった関係者各位に、ここに衷心より謝意を表明致します。祝大家好運!
2007年 08月 08日 著者