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日本僑報電子週刊 第674号 2007年9月12日(水)発行
http://duan.jp 編集発行:段躍中(duan@duan.jp)
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●雑誌『中日交流』創刊特集●
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昨夜、韓国から戻りました。留守中にやらなくてはいけないことが山
積してしまい、本日の正刊は、この特集号を持ってかえさせていただき
たいと存じます。
韓国では、「安東自由大学」講座のパネルディスカッションで発表し、
アジアにおける交流を促進するにはどうすればよいか、討論してまいり
ました。詳細は来週詳しくご報告いたします。
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編者より
日中双方に発信する雑誌、『中日交流』http://www.zh-ri.com/を特集
いたします。
近年、日本で中国(語)メディアが目覚ましく発行されています。その
中でも、今回紹介する『中日交流』は両国(語)メディアといいましょう
か、新しいタイプといえます。
『中日交流』は、日中両国の言語を用い、日中両国で発行する雑誌で、
経済と文化の発展に架け橋の役割を果たすことを目的に創刊されています。
このようなタイプの雑誌が創刊されたということは、まさに「中日交流」
の流れが大きくなってきたということです。創刊者・編集長の劉改雲さん
のインタビュー記事を掲載いたしましたので、どうぞお読みになって下さ
い。
また、近年の中国(語)メディアの動きとして、池袋で発行されている
メディアをまとめたアドレスhttp://duan.jp/link/20070812.htmをご案内
いたします。ご参考になれば、幸いです。
段躍中@2007.9.12午後2時20分
(安倍総理の辞任記者会見を聞きながら・・・)
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■雑誌『中日交流』創刊者・編集長 劉改雲さんに聞く
「日中の誤解を解消するために」
----『中日交流』創刊者・編集長 劉改雲さんに聞く
Q1--日本には既に数十種類の中国語新聞や雑誌が有りますが、なぜ新た
に『中日交流』を創刊されたのでしょうか、創刊の経緯、目的、編集方
針などを教えて頂けないでしょうか。そして、貴誌の特色は何でしょう
か。
--私は数年前に来日いたしました。自分の目で見て、勤勉で真面目な多
くの日本人が平和を愛し、戦争に反対していると感じました。しかし、
歴史問題などで、日中の間にはお互いに誤解が多いのです。この誤解を
解消するために、在日の中国人は真実の日本人を中国人に伝え、また、
中国在住の日本人が中国で見聞きしたことを正確に日本人に伝えるのが、
一番重要だと思っています。
『中日交流』は日中両国の言語を使い、日中両国で発行する雑誌です。
創刊の主旨としては両国民衆のお互いの理解のために、客観的に真実を
報道し、平等で自由に発言できる友好的な交流の場を作り、両国の経済
と文化の発展に架け橋の役割を果たすことです。
Q2--貴誌は既に4号を発行され、ますます誌面が充実していると感じて
います。これは、創刊者の劉さんをはじめ、編集部の皆さんの努力によ
るものと思います。読者の反響や、編集や発行にあたっての苦労などを
教えてください。
--雑誌の創刊にあたり、日中友好協会様には多大なご協力を頂きました。
瀬恒範様、松田信義様、光野及道様、蔡義雄様、松野静代様、田中一久
様、沖永雅子様、陳駿様、陳梅林様をはじめ、日本と中国の各界の方々
に、あたたかいご協力や貴重なアドバイスを頂きました。
創刊まもない『中日交流』ではありますが、編集部の副編集長・唐明艶、
単喜軍をはじめ、編集の張洪英、古市和美は、読者の皆様が読んでよか
ったと心から感じて頂けるよう頑張っています。又、日本・中国の読者
より、これまで知らなかったお互いの国の様子を知る事が出来、感謝し
ていますとの声も聞かれ、励まされています。
そのため、中身の濃い読みごたえのある記事を掲載する事の大切さを、
強く感じでいます。誤字、脱字、言葉使いを間違えない為に校正を何度
も重ね、よりよい雑誌とする為に一生懸命に取り組んでいます。
日本と中国の市民の皆様の様子や考え、文化や芸術、スポーツ等をお伝
えする事により、さらに日本と中国間の交流・理解が盛んになる事を願
っています。
Q3--毎日新聞の報道によると、貴誌は「中国人の俳句」コンクールを主
催していらっしゃいますが、この企画は本当に素晴らしいと思います。
コンクールの経緯と応募状況、反響などを教えてください。
--津市久居本町のNPO法人芭蕉俳句文学館(理事長 光野及雄)及び
日中友好芭蕉俳句会が、日中友好親善を目的に、青少年の豊かな感性と
創造性を育み、伝統文化の俳句を中国と日本の青少年と共有し学び会う
場として、中国在住の中国人を対象に『第1回中国俳句大賞』の作品を
募集しています。最優秀賞の作者5人が、三重県3泊4日の旅行に招待
されます。
今回の募集は三重県日中友好協会、『中日交流』が後援し、日本語を教
えている上海外国語大学、河南師範大学などの協力により、日本語の上
達や日本文化の理解の一環として中国在住の中国人学生に俳句に挑戦し
て貰いました。
『中日交流』は文化交流の発展のために架け橋として創った雑誌ですか
ら、応援することはあたりまえだと思います。中国との連絡や、手紙で
届いた俳句の入力などたいへんですが、それもうれしいことです。
募集期間は3月1日から5月31日まで(1人3句まで)でした。応募はハガキ
またはインターネットです。予想していなかったのは、参加大学は13
大学もあり、多くの応募があったことです。締め切り後には、何と3258
句(1086人)も集まりました。
この結果は『毎日新聞』をはじめ、『中日新聞』、『三重ふるさと新聞
』、『中文導報』ネット版、『東方』日報などそれぞれのマスコミで報
道されました。
Q4--ホームページhttp://www.zh-ri.com/も開通されているようですが、
インターネットと印刷版の雑誌はどのように連動していらっしゃるので
しょうか。
--インターネットでは、速くそして広く情報を流すことができるメリッ
トを利用して、『中日交流』の読者と、更に深い交流ができます。例え
ば、読者はインターネットを通じて、『中日交流』にいろいろなアドバ
イスを教え、質問し、掲載した文章を批評しています。また、『中日交
流』からは、様々なお知らせを読者にご案内しています。
『中日交流』は現在、いわば土からでたばかりの若芽で、まだまだ弱く
て小さいのですが、皆様から惜しみない力と愛情をお寄せいただければ、
大きく成長すると信じています。
そして、『中日交流』は日中両国で原稿を募集しています。言語は中文、
日文どちらでもかまいません。スタイルの制限はありません。エッセイ、
俳句、様々な評論、散文、詩、小説等なんでも結構です。また、旅行紀、
交流の感想、風俗習慣、写真、歴史等も大歓迎です。お持ちしておりま
す。(聞き手、段躍中)
創刊者・編集長劉改雲さんの略歴
女性、河南省出身、1998年に来日、三重大学修士課程修了。2007年1月
に『中日交流』を創刊。
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日中関係・華僑華人情報専門誌・毎週水曜日発行 編集発行:段躍中
1998年8月創刊・無断転載禁止。
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