昨日17日、
自由の森学園の特集を配信したところ、早く写真も見たいという反響がありました。
お待たせいたしました。ご覧下さい。
◇自由の森学園校舎
自由の森学園校舎は、日本の学校によくある四角四面の作りではない。生徒の自主性を重んじる学校だけあって、独創的な形をしている。
◇自由の森・活動1
◇自由の森・活動2
「地球市民」を育成をモットーに、過去には旧日本軍に強制連行されて、元従軍慰安婦だった方を招き、講演会を地元の高校生たちと共催したことがある。そのほかにも選択講座では、中国・ドイツ・カナダなどに研修旅行をする国際交流ブログラムと異文化への相互理解に関係したものもある。また、韓国やドイツからの聴講生を受け入れている。
「これからますます、国際的になり、複雑になっていく現代社会で、しっかりと自分の意見を主張し、他の人の意見も理解するという地球市民としての資質は、今後の世界で最も必要なことなのではないでしょうか」とドイツ国籍である塩瀬 治中学校長は胸を張る。
外国人も在学しており、安心して学習の共同体の一員として学んでいる。在日外国人の生徒も積極的に受け入れている学校である。
◇自由の森授業風景
『生徒とともに作り上げる授業』
授業は生徒たちによる発見を大切にしており、興味を抱き思考する力を育むことが主眼に置かれているため、教科書以外にも教師の手作りのテキストなどが使われている。教師たちは毎週、教科ごとに授業に対しての検討会を行ない、学外の研修会や勉強会に積極的に参加して、より高いレベルの授業を展開できるよう努力している。
1クラスは30人前後で、一人ひとりを大切にした教育を行ない、自由に意見が言い合える雰囲気を大切にしている。選択講座は全部で約90種類あり、在日の著名な中国人舞踏家が指導する中国舞踊部は人気があり、多くの公演活動をしている。
◇自由の森・生徒1
◇自由の森・生徒2
『生徒たちが作る行事』
入学式をはじめ様々な行事はすべて生徒が主体となり、生徒と教師の共同作業で創られている。自由に意見を出し合い、話し合って決めていくためエネルギーもかなり必要となる。?例えば体育祭について話し合うとき、まずは体育祭を開催するかどうかから話し合っている。内容についても当然ながら異なる意見がたくさん出るので大変な作業になるが、討論する力が鍛えられるというメリットがある。ちなみに高校の修学旅行は、「西表島でサバイバルキャンプ」「滋賀県の鯖街道を歩く」などの意見にまとまり、5つのコースで楽しんだ。
◇自由の森教育
『生き方としての進路』
学びとは、上手に正解を求めたりするためだけではなく途中の考えるプロセスが大切であると考えている。そのため、大学に進学するということだけを目的としているのではなく、「生き方としての進路」を生徒達が自分で選んでいく事を、自由の森学園では大切にしている。?過去の卒業生たちを見てみると国公立大学や海外の大学などに多くの生徒が進学している。進学希望者の6割は推薦入試で合格している。
自由に伸び伸びと学びたいことを学び、地球的視野で生きていく子どもたちを育てている学校が自由の森学園である。
校 長:塩瀬 治(中学校)/鬼沢 真之(高等学校)
住 所:〒357-8550 埼玉県飯能市小岩井613番地
電 話:0429-72-3131
交 通:西部池袋線飯能駅下車南口・スクールバス15分
八高線東飯能駅下車・スクールバス15分
八高線高麗川駅下車・スクールバス25分
学生数:中学校 186名 高等学校 564名 (2007.9.1現在)
ホームページ:
http://www.jiyunomori.ac.jp