本日、読者から以下のメールを拝受致しました。こんなに評価していただき、とても嬉しいです。メールを下さった読者をはじめ、編著者の皆さん、関係者の方々に心から感謝致します。
日本僑報社御中
貴社ますますご清栄のことと存じます。
お送りいただきました『
地域福祉と福祉NPOの日中比較研究』一読させていただきました。私が現在最も知りたいと願っていたことについて数多く教えていただくことがあり、
良い本に出会えたと喜んでおります。
私は東京地域で個人タクシーの事業者です。きっかけは昨年末の「移動サービス」を行っているNPOグループの仲間との忘年会での話から始まります。同席した「東京交通新聞」(タクシーハイヤーなどの業界紙)の記者から「(仮に)日本の車イス使用者が北京オリンピックの観戦を希望した場合、その行き・滞在中・帰りはスムーズに行えるだろうか?」と発言がありました。
(彼は近年NPOグループの「移動サービス」の活動に大いに関心を持ち、多くの記事を掲載しています)
彼のこの発言を受けて
「2008年北京においてオリンピック・パラリンピックが、2010年には上海において国際博覧会が予定されている。このような国際的な行事において「移動困難者(障害や高齢などの理由でバス・電車などの公共交通が利用できない人)」への対応はどのように計画されているのだろうか?」さらに「中国での日常生活において「移動困難者」の社会参加(通院などを含む)はどのように考えられているのだろうか?」「中国における「移動サービス」にはどれほどの可能性(課題)があるのだろうか?」
このような疑問が次々と続きました。
このようなことを考えるにしても、我々はあまりにも中国の福祉についてさらには市民活動について、まったくと言っていいほど何の情報も知らないのが現状です。そこでネットにて貴社から出版されている上記書籍を知りさっそく取り寄せた次第です。
日本のNPOによる「移動サービス」が「長野冬季オリンピック」での活動がマスコミで報道されたことにより全国的に認識されるようなことになったということもあり、「北京オリンピック」が中国における「移動サービス」の誕生のきっかけになればと願っている仲間が多いのです。
お送りいただいた本はさらにしっかりと読み込んでから、できるだけ多くのNPO仲間にも読んでもらおうと思っております。
世田谷在住読者