1月24日、村山富市元総理大臣に『
WEN JIABAO 投手 背番号 35』贈呈した。社団法人日中友好協会主催の
2008日中友好新年会で久しぶりにおめにかかり、元気なご様子であった。
こちらから「村山先生、お久しぶりです」と申し上げると「お元気ですか」といつもの優しい優しい笑顔と大きな声で、応じてくださった。お会いするたびに、感銘を受ける。
『WEN JIABAO 投手 背番号 35』を差し上げると、「立派な本ですね、サインしてください」と仰られた。私が執筆した書籍ではないので、とお断り申し上げると、「あなたの出版社が出した本でしょ?」と再度のご要請。断り切れずにサインをしていると手元をのぞき込まれ、「中国人の方は漢字がきれいですね」と。面映ゆい気持ちながら、「尊敬する村山富市先生恵贈 日本僑報社 段躍中」と赤い扉に書き入れた。
村山富市元総理大臣は、6年前『
永遠の隣人―人民日報に見る日本人』の題字を揮毫して下さったときからのご縁である。先生は日中関係を改善するために、細やかにお心を砕いていらっしゃる。
『永遠の隣人』の揮毫のときは、弊社に突然電話がかかってきた。「村山です」と名乗って下さったときは、まさか村山元総理本人とは思わず、問い直して驚いたものだ。先生は、『永遠の隣人』の揮毫はどのようなものがよいか、日中関係改善にもっともふさわしいものを、と電話を下さったのだ。
その後、日本僑報社の出版パーティなど、弊社がご招待するたびにご家族と一緒に来賓としてご出席下さり、あたたかいメッセージを下さることに感謝の念を抱いている。また、『日本僑報』に掲載している先生の
揮毫、そして毎年送って下さる年賀状は、宝物である。(写真撮影:社団法人日中友好協会森正哲央さん。森正さん、ありがとうございます。)