先月12日、中国四川省でM8.7の大地震が起き、1ヶ月近く経った今も震度5を超える余震が続き、2次被害、3次被害が広まっています。
震源地に最も近い地域の一つである都江堰市では、ほとんどの家屋が崩壊し、工場や教育施設も多数全壊し、水道・電気・ガスなどのライフラインが止まったままの状態で、7割以上の市民が現在、臨時テントで避難生活を余儀なく強いられています。
地震によるダム決壊や化学工場のガス漏れなど、都江堰地域周辺の大気が著しく汚染され、また河川にも大量の汚水が流れているということです。
しかし、残念ながら、現地の環境監測局(日本の環境庁にあたる行政機関)には、移動式の環境測定機器がないため、実際、大気汚染の実態や水の有毒性を図る手段すらもありません。
被災地からのこうした要請を受け、震災の救援の一環として、中国各地で環境測定機器の販売を展開している福澤科技株式会社(中国現地法人)が日本の各環境測定機器大手メーカーより移動測定車(資料添付)を購入し、現地に届け、被災地の環境破壊の測定に役に立ちたいと計画を進めております。
環境測定機器の価格が高額であるため、一社の力では到底及びません。現在、被災地への救援に、ご賛同を頂ける会社や個人に、募金を呼びかけております。
なお、購入した環境測定機器は、ただちに中国四川省都江堰市に送られ、震災地の現場で稼動する予定です。募金で集まったお金は、すべて環境測定機器の購入に充てます。現地に機器が届いた後に、中国四川省都江堰市環境監測局より、報告書や証明書などが発行されることになっています。また、写真なども添付し、震災の救援のために、確実に機器が使われている証拠を、日本の支援者に届ける段取りになっています。
どうか、ご支援、ご協力のほど宜しくお願い申し上げます。
募金呼びかけ人
カスミインターナショナル(株)
福澤科技株式会社(中国現地法人)
代表取締役 丁 如霞
2008年6月6日