日経新聞(7月25日付)の連載「台頭する新華僑―揺れる日中のはざまで」に、小生が登場いたしました。
1991年8月、布団を抱えた段ボールを持った一人の中国人留学生として成田空港に降り立ったときから、現在までが描かれています。
中国人の犯罪イメージに悩み
『在日中国人大全』を出版したことや、
漢語角、
「日本人の中国語作文コンクール」・
「中国人の日本語作文コンクール」国語日中コンクールのことも触れられているのですが、中でも注目されているのは、坂中英徳・元東京入国管理局長との対話です。「中国人にとって最も恐いところ」であった東京入管に行き、坂中元局長が、不法就労や偽装結婚ではなく、日本で頑張り貢献している中国人が多数いることを知って下さったときのことは、今でもはっきりと思い出せます。
記事の最後は、
「日本に住む外国人で最大勢力となった中国人を日本がどう受け入れ、いかに根付かせるかは日本の国際化を占う試金石の一つになる。」と、書かれています。80年代以降日本に来た新華僑が、これから多くの分野で輝く星になり、日中の架け橋となるために、小生の記事が少しでも役立つことを願っております。
吉田忠則記者、ありがとうございました。また在日中国人を断片でなく、全体像としてとらえた日中で初めての連載に、敬意を表します。
※7月27日の
漢語角では、第50回開催記念として、吉田忠則記者が特別講演を行って下さいます。是非、お越し下さい。
詳細
記事中の写真は、来日する時に布団と一緒に持ってきた鍋