いつも
作文コンクールを応援下さっている小林治平さんが、「Whenever China」8月号に掲載された『温家宝投手 背番号35』の書評を送って下さいました。下記に一部を紹介いたします。ありがとうございました。
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中日外交史に歴史を刻んだ「背番号35」
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『温家宝投手 背番号35』中国語版』が発売
スポーツが持つ力をまざまざと見せつけられた大きな出来事がある。
野球とはまったく無縁と思われる中国の首相が、日本人の野球少年に混じってキャッチボールやバッティングを楽しんだ。昨年春の温家宝主将が訪日中に見せた「氷を融かす旅」の象徴ともいえるパフォーマンスである。…
「35」は中日国交正常化35周年を意味する。立命館大学がデサントに発注、タイトな政策スケジュールにありながら、丹念に仕上げられたそのユニフォームを何としてでも温首相に着用してもらおうと必死に努力を続けた関係者。そしてその情熱をくみ取り、ユニフォーム姿でプレーに臨んだ人間・温首相の素顔。首相がサウスポーであるという突然の報に驚き慌てふためいた舞台裏の人たち……そんな様々な首相訪日にまつわるエピソードを盛り込んだ…
「背番号35」のストーリーはまだ続く。…「背番号35」の勇姿は、政治雑誌「暸望東方週刊」の表紙を飾り、08年3月3日全人代の初日、中国全土から集まった代表3000名に配られたのだった。
なお、今春、
『温家宝投手 背番号35』は翻訳され、
中国語でも発売となった。
◇関連メールマガジン
『WEN JIABAO 投手 背番号 35』刊行特集号