この場で総裁が決まるのなら、次期首相は麻生太郎氏で決まりだと思いました。国民は麻生氏の方を向いている、そう感じました。
本日11日に行われた自民党総裁選に伴う候補者達の渋谷講演会は、届け出順に次の順番で行われました。
石原 伸晃氏
小池 百合子氏
麻生 太郎氏
石破 茂氏
与謝野 馨氏
渋谷の交差点で、一人10分の持ち時間で行われました。私はカメラを構えながら、特に集まった人々に注目していました。
最初の石原伸晃氏は、声は素晴らしく、朗々とした声でしたが、しかし拍手はそれほど起こりませんでした。
二番手の小池百合子氏になると、まばらではありましたが、拍手もあちこちから起こりました。しかし、小池氏の声が弱々しく、はっきりと聞こえなかったのが残念です。
独自だったのは、アメリカの大統領選挙のように、プラカードに名前を書いた支持者達が、腕を伸ばして高く挙げ、アピールしていた点です。赤字に白文字で「小池ゆりこ」と書かれていました。何色もカラーバリエーションがあったようです。
支持者の力強さに比べ、小池氏の演説は精彩を欠いていました。印象に残った言葉は、「私のホームページを見て下さい」でした。たった10分の演説ですが、記憶に残すような政策を語ってほしかったものです。
麻生氏は、前の候補者と異なりました。マイクを持った瞬間、さっと聴衆が集中したのが分かりました。麻生氏自身も聴衆を十分に意識し、あの低いやや割れた声で
「こちらの皆さん…立っている皆さん…ガラス越しに見ている皆さん」といった口調で(カメラを構えていたため、正確な言葉でない点、ご容赦下さい)、広く気を配る姿を見せていました。
感じたことは、政策より何より「面白い」。大きな身振り手振り、声は大きくないものの、熱の入った演説ぶりで、笑っている人もいたぐらいです。候補者演説で、笑いが起きるとは。
麻生氏に国民が着目していることは、演説が終わった後に、再認識しました。さーっと人の波が動きました。あれほど集まっていた人々が、渋谷駅の改札口に向かったのです。他の候補者の演説は、聞く必要がないと言うかのように。
私も時間が迫っており、その場を立ち去らなければならなかったのですが、途中まで聞いていた石破茂氏の演説は、ぱっとしないものでした。途中までで判断するのは、失礼ですが。
とかく、国民の目が、麻生氏を見ているということを肌身で感じた講演会でした。各写真(後ほどアップ)をご高覧下さい。
これは携帯投稿です。