第四回中国人の日本語作文コンクール
受賞作品集『私の知っている日本人』刊行
11月27日、日本僑報社は第四回中国人の日本語作文コンクール受賞作品集『
私の知っている日本人』を刊行した。
本書は、日本僑報社・日中交流研究所主催の「第4回中国人の日本語作文コンクール」優秀賞45作品からなるもの。日中平和友好条約締結30周年および中国改革開放30周年を記念する、「日中青少年友好交流年」認定事業の一環として、今年3月からコンクールへの応募作文の募集を開始した。
今回初めて、論文部門とノンフィクション部門を分け、日本大使賞を設立。論文部門のテーマは「日中WINWIN関係を築くには」で、ノンフィクション部門のテーマは「私の知っている日本人」だった。論文部門のコンクール応募者は、北京オリンピック、日中平和友好条約、改革開放30周年に寄せて、などの内容で論述を展開。ノンフィクション部門は「私の知っている日本人」をテーマに、改革開放30年来、中国に貢献してきた日本人を紹介するといったものだった。応募作品は、論文部門で1197作品、ノンフィクション部門で625作品、計1822本にのぼり、浙江省(477人)、上海(277人)、黒龍省(231人)など中国全国28省(市、自治区)から応募があった。
書名「私の知っている日本人」は、学生の部最優秀賞(日本大使賞)、北京大学日本語学部修士課程の徐蓓さん、社会人の部最優秀賞、湘潭大学の教員の張桐赫さんの作文タイトルからつけたもの。
本書にはたくさんの「私の知っている日本人」が登場する。コンクールを主催する日中交流研究所所長の段躍中さんは「それぞれが作文応募者のかけがえのない友人や恩師であり、民間交流の結晶です。それらの交流は日中のかけがえのない財産であり、更なる日中関係の改善へつながる真人真事(偽りのない真実)です」と述べる。
12月6日には、中国湖南湘潭大学にて表彰式を挙行する。表彰式に併せ、特別講演会(日本大使館道上尚史公使・白西紳一郎日中協会理事長・尾形武寿日本財団理事長ら)が開催される。参加無料。(日本僑報社記者)