≪ミニ僑報≫日中交流・在日中国人情報081217 第79号
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■編者・前書き
皆様の御蔭をもちまして、12月6日、中国湖南・湘潭大学で第四回「中国人の日本語作文コンクール」表彰式を挙行することができました。詳細はメールマガジンの特集でさらに詳しくご報告いたしますが、取り急ぎ御礼まで。
道上尚史・在中国日本大使館公使、白西紳一郎・日中協会理事長、尾形武寿・日本財団理事長、pan力平・湖南省人民対外友好協会副会長、羅和安・湘潭大学学長等が来賓としてご臨席賜り、宮本雄二・日本駐中国大使館特命全権大使から日本語と中国語の両方で祝辞を頂戴しました。 100名を超える受賞者、湖南省の各大学・高等専門学校の先生と学生の代表達が表彰式に参加し、日中相互理解・民間交流の促進において、有意義なひと時を過ごしてくれたのではないかと考えています。 大使からいただいた祝辞をお送りいたします。受賞者たちが今後日中交流に貢献することを胸に刻んだお言葉です。ご高覧下さい。
■第四回「中国人の日本語作文コンクール」表彰式宮本雄二大使祝辞
第四回『中国人の日本語作文コンクール』表彰式にあたり、受賞者の皆様にお祝いを申し上げます。また関係者の方々及び日本語教育に携わる先生方に心よりの敬意を表します。
皆さん良く御承知のように我々は、ますます相互依存と相互補完の関係を深め、小さく感じられる地球の上に住んでいます。日中両国はともに世界の大国として、そのような世界を安定させ、平和と繁栄を保つために大きな責任を負わなければならなくなっています。それが “新しい時代の新しい日中関係”として『戦略的互恵関係』を推進することを決めた理由です。そのような、世界にとっても大切な日中関係の拡大と深化は、草の根レベルの、相互理解と相互信頼に基づく、暖かい感情の交流によってもたらされます。
相互理解は、異なる文化に対する理解から始まり、それを最も効果的に実現するのが、相手国の言葉を学ぶ、ということです。言葉は文化を代表するからです。それ故に日中関係の将来を考えるとき、若者同士の交流、特に互いの言葉を学ぶ皆さん方の存在が最も頼りがいのあるものとなるのです。皆さんには “新しい時代の新しい日中関係”推進の担い手になって欲しいと心から願っています。
「日中win-win関係を築くには」、「私の知っている日本人」という今回の作文のテーマは、まさにそのような新しい時代の日中関係の流れに則したものであると思います。外交の現場に身を置くものとして言えば、お互い身近な両国民との交流から相互理解、相互信頼を深め、日中win-win関係へと繋げ、更には世界という大きな舞台で、日中両国民がともに手を携えて、世界が直面する課題と挑戦に立ち向かう日は既に来ているものと思います。
在中華人民共和国日本国特命全権大使 宮本 雄二
2008年12月6日
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次の配信は、12月24日となります。お楽しみに。
段躍中(日本僑報社編集長・日中交流研究所所長)
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