
これは携帯投稿です。 1月22日付の華人週報より
華僑向け新聞 九州に登場 福岡市の董さん自費で発刊 25日創刊号100ヵ所超無料配布
2009年1月25日 00:26 カテゴリー:アジア・世界 九州・山口 > 福岡
「西日本僑報」の創刊号を手にする董発明さん 福岡市で貿易業を営む中国人の董発明さん(52)が25日、九州初となる華僑向けタブロイド紙「西日本僑報(きょうほう)」を自費で発刊する。中国の政治・経済やスポーツ・芸能記事のほか、九州出身者からの寄稿文などを日本語で掲載。中国に興味のある日本人にも広く読んでもらおうと、九州各県の大学や公民館など100カ所以上に無料で配布する。
董さんは21年前に九州大医学部に留学。同大院を修了後も福岡市内で暮らし、九州への愛着を深めた。だが、昨年の中国製ギョーザ中毒事件を機に同国へのイメージが悪化。「中国の情報を幅広く伝えて印象を改善し、九州との交流拡大につなげたい」と考え、新聞発刊を決めたという。
華僑向けの新聞は東京などでも発行されているが、西日本僑報のように日本語を併用する構成は珍しいという。中国語講座の教材としても活用できるよう、記事中は読みにくい専門用語を控え、できる限り平易な表現を使った。
メーン記事は中国の新聞記者や評論家が担当。九州の華僑団体幹部による連載記事もあり、初回は九州との歴史的なつながりを解説する。寄稿文コーナーには、会社を定年後に日本語教師となり、中国・遼寧省で働く福岡出身の男性が登場。自身の体験談を交えて現地の様子をつづっている。
創刊号はカラー刷りの全12ページで、3000部を印刷。毎月1回発行し、徐々に日本語の記事を増やしていく方針。問い合わせは、貿易会社「華瀛(かえい)産業」=092(588)2727。
=2009/01/25付
西日本新聞朝刊=