詳細
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日本僑報電子週刊 第830号 2009年2月25日(水)発行
http://duan.jp 編集発行:段躍中(duan@duan.jp)
▲日中交流研究所 http://jc.duan.jp/▲
■段躍中日報 http://duan.exblog.jp/■
◆「ミニ僑報」http://mini.mag2.com/pc/m/M0068337.html◆
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★シンポジウム案内特集★
東アジアの若者たちからのメッセージ
―日本語とドキュメンタリー映画によるフォーラム―
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読者の皆様、早上好。
3月20日(金)春分の日に、「東アジアの若者たちからのメッセージ
―日本語とドキュメンタリー映画によるフォーラム―」(主催:NPO
法人日韓・アジア教育文化センター)が開催されます。
日本僑報社・日中交流研究所も協力しております。また、小生も第
一部のゲストスピーカーとして、「日本人の中国語作文コンクール」
http://duan.jp/cn/「中国人の日本語作文コンクール」http://duan.jp/jp/
について報告させていただきます。無料ですのでご参加下さい。
お忙しい折りかとは存じますが、日本語とドキュメンタリー映画を
通して、一緒に東アジアの若者たちからのメッセージを考えてみませ
んか。会場でお会いできますのを楽しみにいたしております。
段躍中@2009.2.25午前9時19分
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【目次】
◇趣旨
◇協賛団体機関
◇日時・会場・参加費
◇お願い
◇プログラム
第一部
第二部
第三部
◇ドキュメンタリー映画制作等への資金支援また活動への助言のお願い
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東アジアの若者たちからのメッセージ
―日本語とドキュメンタリー映画によるフォーラム―
主催
NPO法人日韓・アジア教育文化センター
ホームページ http://www.jk-asia.net/
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◇趣旨
日本の私たち[小中高大教員、日本語教員、映像・写真・デザイン家
そして学生たち]は1994年から、東アジアに位置する国・地域[韓国・
中国・台湾(中国・台湾とは1998年から)]の高校大学で日本語を教
える先生方、日本語を学ぶ学生達と、「日本語の教育」を共有基盤に、
共生と平和への思いを込め、神戸・ソウル・釜山・上海・香港を舞台
に交流を続けて来ました。
そして2006年の上海での交流では、日本の若い映像作家によるドキュ
メンタリー映画『東アジアからの青い漣(さざなみ)』を制作し、現在
翌年(2007年)香港での“国際化と若者のアイデンティティ”を主題
にした交流の映像作品化を模索しています。
また今年(2009年)、日中台関係、中台関係での難しい政治課題があ
りますが、私達として初めての台湾(台中)での開催を目指していま
す。
私たちは日韓中台の若者たちが、それぞれの拠って立つ現在と過去を
見つめ直し、そこから世界の共生と平和に向けて東アジアで何が共有
でき、何が発信できるのか、そしてそれは混迷と厳しさを増す現代世
界にどのような有効性を持つのか、を東アジアで考えることの意義、
活きた言葉の力を思っています。
それは人の生と文化に係ることであり、私たちの団体名称である「教
育文化」につながることでもあると思っています。
私たちは14年間の交流[その内容についてはホームページを参照くだ
さい]から、外を知ることが内への眼を深めること、そしてそこから
新たな外への眼の広がりが生み出されることを実感して来ました。
これは国際化が伸展することで複雑多様化する現代社会にあって、ナ
ショナルなものとインターナショナルなものの間での自己検証であり、
自己確立につながることへの期待でもあるのですが、まだまだ茫漠と
しています。
今回のこの「日本語と映像による」企画が、それぞれの拠って立つ場
への再考・再発見の、また東アジアはもとより多様な地域の人々との
対話の、契機となると同時に私たちの活動の深化へとなればこの上な
い喜びです。
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◇協賛団体機関
協賛助成
■「大阪YMCA」
【団体概要】
http://www.osakaymca.or.jp/
聖書に示されたイエス・キリストの愛と奉仕の生き方に学び、YMCA
の世界的な運動に連なり、希望を持って、共に生きる社会の実現をめざ
し多様な活動を展開。
協賛
■「WAA(We Are Asian)の会」
【団体概要】
アジア人(アジアのスケールで考え、アジアを舞台に活動する人)と
して活躍している人、アジア人を目指す人、アジア人を応援する人の
交流、及び日本に留学、就職しているアジア各国の人たちとの交流を
目的に1996年に発足し、月例会また海外研修企画を開催。
(代表:田辺 孝二[東京工業大学院]・潜道文子[高崎経済大学]
■「日本僑報社・日中交流研究所」
【団体概要】 http://duan.jp/jc.htm http://duan.jp
北京大学客員研究員・明治学院大学非常勤講師と同時に、中国新聞社
特約記者等、日中にあって研究とジャーナリズムの世界で広範な活動
を展開している段 躍中氏が、「永遠の隣人」としての日中相互理解、
「日中友好の架橋」を目指し、出版・翻訳学院開設・日本語作文コン
クール等々の多角的な活動を行っている団体。
■「NPO法人国際人材交流支援協力機構[IPEX]」
【団体概要】http://npoipex.web.fc2.com/
1979年に発足したSAS中国研究グループが母体となり「将来の日本と
中国、アジアの関係に温かく豊かなイメージを抱いて勉学や研究に励
む若い人達」を対象に、留学に係る様々な支援・研究者や技術者の国
際人材交流の支援、及び文化・芸術交流の支援等を松岡 温彦理事長
他が中心となって運営、展開している団体。
「韓国日本語教育研究会」
「ソウル日本語教育研究会」
「香港日本語教育研究会」(予定)
「上海市甘泉外国語中学(中学校高等学校)」
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◇日時・会場・参加費
■日時
2009年3月20日(金)祝日[春分の日] 午後1時~5時30分
■会場
早稲田大学 早稲田キャンパス18号館
総合学術情報センター(中央図書館・井深大記念ホール・国際会議場)
国際会議場 第2会議室(3階)
http://www.wul.waseda.ac.jp/Libraries/access.html
■参加費
無料
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◇お願い
2007年香港での交流と会議のドキュメンタリー映画の完成と今年
(2009年夏)開催を目指しています台湾での交流と会議は、眼前の
私たちの課題です。
それにつきまして、映像作品完成への資金支援(カンパ)、交流
と会議また私たちの活動へのご助言ご協力のお願いを別紙に記し
ています。
ご検討いただけましたら私たち一同大きな喜びです。
問合せ先
日韓・アジア教育文化センター
y_ijima0823@yahoo.co.jp 井嶋 悠
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◇プログラム
■第 一 部
司会進行
井嶋 悠(日韓・アジア教育文化センター代表)
李(イ) 瑛鍰(ヨンファン)
(ソウル・高校日本語教員、現在早稲田大学院留学中)
Ⅰ 開会
Ⅱ 東アジアの若者からの発題
『今、日本に在って(生活して)思うこと』を主題にした、
日本語による発題(スピーチ)
☆発題者
本センター主催「第3回日韓アジア教育国際会議」(2006・上海)
もしくは「第4回日韓アジア教育国際会議」(2007年・香港)に
参加した学生で、現在首都圏で留学・入学の学生及び日本人海外
帰国学生。
○韓国
キム ミンギョン(2006年参加・ソウル光新高等学校を卒業し、
現在東京の日本語学校在籍。今春東京の大学進学予定)
○台湾
キョウ イセン(2006年参加・幼少時より台湾と日本を行き来し
東京都立国際高等学校を卒業。現在法政大学国際文化学部在籍)
○日本
河野 祐子(2007年参加・香港で生まれ、幼少時帰国し、小学校
から中学校はシンガポール日本人学校。再帰国後、東京の私学に
入学するも不登校となり、大阪の私学に転校し、今春より関西外
国語短期大学に進学)
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〔テープでの特別参加〕
○上海
厳 偉(2006年参加・上海市甘泉外国語中学[中学高等学校]
卒業後、現在復旦大学政治学部思想政治教育学科二年生。今年
9月から早稲田大学に交換留学生として1年間留学)
○香港(予定)
Ⅲ Ⅱの発題を基にした発表学生たちとの、
A. 日韓中からのゲストスピーカーによるコメントと質疑応答
[ゲストスピーカー](順不同)
尹(ユン) 裕淑(ユスク)氏 (千葉韓国教育院長)
川口 義一氏(早稲田大学教授・日本語教育)
三原 龍志氏(前、国際交流基金ソウル日本文化センター派遣専門家
現、国際交流基金日本語国際センター専任講師)
段 躍中氏 (日本僑報社主 / 日中交流研究所長)
B. 会場参加者との質疑応答
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■第 二 部
日本人映像作家による、2006年上海での学生交流ドキュメンタリー映画
『東アジアからの青い漣(さざなみ)』及び
「2007年香港での学生交流予告編」
を基にした映像制作者たちからのメッセージとフリートーク
A. 映画上映[「東アジアからの青い漣」(60分)・香港版予告編(15分)
事実の撮影を集成(編集)し真実を伝えると言われている
ドキュメンタリー映画。
この「東アジアからの青い漣」は、
監督(逢坂 芳郎)の映画観からも詩情溢れる作品です。
監督の、また制作者の私たちの伝えたい真実[主題(メッセージ)]が、
この映像叙情詩からどのように伝わるのか、
更にはドキュメンタリー映画について
対話できることを期待し、上映します。
B. 対話
発題:映像制作者による作品の意図・思いと期待
制作者:逢坂 芳郎氏・里 才門氏・山田 健三氏
【制作者紹介】
逢坂芳郎 1980年 北海道・十勝帯広(北海道帯広市)生
北海道帯広柏葉高校卒業。カリフォルニア州立大学フラトン校コミュニ
ケーション学を経てニューヨーク市立大学ブルックリン校映画制作学科.
2005年卒業後、東京を拠点にフリーランスの映像作家として活動。
[主な仕事歴]IKEA、Yoji Yamamoto Y’s Red Label、British American Tobacco,
音楽家・渋谷慶一郎との映像作品等。
里才門 1978年 イギリス ロンドン生
大阪インターナショナルスクール卒業。ニューヨーク市立大学ブルックリン
校映画学科脚本専攻2003年卒業。卒業後、東京を拠点に映画・テレビ制作
現場で現場通訳、コーディネーターとしてたずさわる。
[主な仕事歴]2005年よりNHK教育テレビ・英語番組「とっさのひとこと」
「100語でスタート」「きょうから英会話」等のスキット脚本を担当。
またNHK教育テレビ・クロスメディア企画 英語番組「リトル・チャロ
からだにしみこむ英会話」番組制作補等。
山田健三 1980年 北海道帯広市 生
北海道帯広柏葉高校卒業。バンタンデザイン研究所 グラフィックデザイン
専攻を経て、2001年 (株)オムニ・アドバタイジング入社・(株)海拓舎
入社後、2005年渡英。COVENDISH COLLEGE Diploma in Photography修了。
卒業後、東京を拠点にグラフィックデザイナーとフォトグラファーとして活動。
[主な仕事歴]EMIミュージックやコロンビアエンタテインメントのCDやDVD
のジャケットデザイン制作。東京ヴォードヴィルショーのチラシや大阪の毎
月クラブイベント『DO UR THINGS』等のフライヤーデザインを担当。また、
アーティストの写真撮影等。(http://www.sepia.dti.ne.jp/kenzo/参照)
C. 茶話会形式での第一部・第二部に関するフリートーク
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■第 三 部
高校留学生による「創作絵本」のスライド紹介とフリートーク
このスライド上映の意図は
キリスト教文化圏からの日本への留学生の二つの作品で日本が、
どのように描かれているのかを見て、
日本について、そして東アジアの日本について、
大いに意見を出して欲しい、との気持ちです。
制作時期は25年ほど前ですが、ここに表わされた日本への視線は
今ますます考えさせられると思うのですが。
そして南アジアの仏教圏からの留学生の作品には、
日本への慈愛の眼差しが溢れています。
A.スライド上映
[作品] [ストーリー・描画ともに留学生自身による創作です]
1982年「動物たちの夢」 アメリカ:ベブ ケンプ
スーザン オライリー
[作品概要]
日本で生活する動物たち(犬・猫・小鳥)が、憧れのアメリカに行き、
体験し気づかされたことから取った行動は・・・・・。
1983年「きっとどっかに」 ベネズエラ:エミリア マス
[作品概要]
日本の少女が、桜の小枝に世界の平和作りを託して地球を東奔西走して得たことは・・・・・。
1985年「タイと日本の文化」 タイ:ベンジャワン プームサン
[作品概要]
日本とタイの文化について、対比的に描いた日泰比較文化絵本。
[補注:これらの作品は、井嶋が当時在職校で行った海外からの高校留学生
[1年間]への日本語指導の一環で制作したものです。]
B.フリートーク
Ⅴ 閉会
Ⅵ 懇親会(会費制による希望者・会場は学外)
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◇ドキュメンタリー映画制作等への資金支援また活動への助言のお願い
企画実現への経費調達は、企画毎に助成機関団体に申請したり、企業等の
協賛を模索したりいろいろと試みてはいますが、常に難しい現実の大きな
課題・壁です。
今回私たちの活動を知ってくださり、関心と賛意を寄せていただけ、
ドキュメンタリー映画制作等企画実現への資金支援[額は問いません]、
あるいは活動へのご助言・ご協力のお気持ちを持っていただけるようでしたら
是非下記にご連絡くださいますようよろしくお願い致します。
私たち一同心待ちにしています。
ご連絡をいただけました節には、返信を差し上げるだけでなく、今後活動の
ご案内また近況・報告をお伝えし、ネットワークを広げる一助としたく
思っています。
よろしくお願い致します。
日韓・アジア教育文化センター主事務所
y_ijima0823@yahoo.co.jp 井嶋 悠
325-103栃木県那須塩原市青木506-14 井嶋方
○資金援助につきましては、折り返し本センター口座の振込用紙を送付致します。
○助言・協力につきましては、その内容をお聞かせください。
【尚、ご連絡くださる際、お名前・ご連絡先住所・ご連絡先電話番号・
現在のお立場(学校・仕事等)をお願い致します。】
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日中関係・華僑華人情報専門誌・毎週水曜日発行 編集発行:段躍中
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